【焼肉 河相/河相 壮太郎】    「普通に美味しい」が一番の贅沢

INTERVIEWEE
焼肉 河相(やきにく かわい)
店主 河相 壮太郎 さん(35)

サンキューランド内にオープン

 先月23日にオープンし、飲食店が並ぶ、神辺町のサンキューランドに仲間入りした「焼肉 河相」。
 オーナーの河相さんが「若者同士でも入りやすいカジュアルな焼肉屋を意識しました」という店内は一見すると洋風のレストランみたいな雰囲気で、天井から下りるオブジェのようなダクトの存在感が、焼肉屋と主張している。テーブル席2卓、掘りごたつ席2卓の奥にも、テーブル席が2卓あり、空間をゆったりととってある。

普通であることへのこだわり

 お肉は、メニュー表を見ながら単品で1つずつ注文する方式。「よそでは見たことが無いようなメニューはないかもしれません。ただ、普通に美味しい肉をだすことを心がけています」。言葉を選ぶように話し始めた河相さん。よく聞けば、仕入れている牛肉は、鹿児島をはじめ九州産の和牛・ブランド牛を中心に、基本的に国産のみ。一般的にはしっかりこだわっていると感じるが、「成形に手をかけたり人工的な味付けをしたりするのではなく、もともと美味しい肉を美味しい状態で出したい」というのが持論。これ以上なく贅沢なことでもあり、それを〝普通〟と考えている。ちなみに一番人気は、大判・厚切りで、やわらかくて食べごたえもある〈花咲ハラミ〉だそうだ。デザートのプリンは、毎日、数量限定でお店で作っており、「最後はこれで」とすすめている。

知り合いや家族を呼びたい店に

 この〝普通〟が一番という考えは、河相さんの経歴に基づいていると言ってもいいかもしれない。
 加茂町下加茂に生まれ育ち、大阪で学生時代を過ごした河相さんは、卒業後、営業職に就いた。25歳のとき、就職した企業が多角経営に乗り出したことで飲食店に配属され、これまでと全く違う業種を知ることになる。その後は、いくつかの焼肉店に勤め、店長を任されたが、「自分の思う〝普通〟が二の次になることもあって…。だんだん自分で焼肉屋をやるしかないと思うようになっていったんです」。
 自身の苗字を冠した店名に、自分が納得できるものを出すという決意も伺えるようだ。「知り合いや家族に〝気軽に食べに来て〟と言える店ができました。これから、地元の人にかわいがってもらえるように頑張ります」と気を引き締めつつ、目を輝かせていた。

INTERVIEWEE DATA
焼肉 河相(やきにく かわい)
広島県福山市神辺町十九軒屋253-2
TEL:084-966-3729

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