子どもの歯ぎしりの原因・対策について

Q. 小学4年生の女の子がいるのですが、最近歯ぎしりをし出すようになりました。
これは放っておいても大丈夫でしょうか?原因や対策などあれば、教えていただきたいです。【37歳 女性】

A.  子どもが歯ぎしりをする原因として、噛み合わせとストレスが挙げられます。
小学4年生だと、永久歯に生え変わる時期ですね。歯ぎしりは、なんらかの理由でズレが出た噛み合わせを、歯をすり減らしたり、沈降させたりして自己修復するために起きると言われています。昼間の起きている時でも無意識に行うこともありますが、成長とともに症状は改善することが多いです。
また、生活環境の変化や交友関係の悩みなどストレスが原因になっていることもあります。この場合は、夜間のみの歯ぎしりが多いです。
しかし、中には治療が必要なケースもあります。それは、まず歯の神経に影響が出ている時です。ひどい歯ぎしりが続くと、まれに強い圧力に神経が耐え切れず、炎症や壊死に繋がることがあります。壊死を放置すると細菌感染して壊疽になり、歯茎の腫れや強い痛みが出ることもあるので、早めに治療しましょう。
また、歯ぎしりは顎周りの筋肉を緊張させ、顎関節にも過度の負担をかけます。ひどい場合は顎関節症を引き起こすケースもあるため、適切な治療が必要となります。

歯医者での治療例
●マウスピース
歯列矯正によく使われるマウスピースは、歯ぎしりの治療でも使われます。市販のものより歯科で作ったもののほうが、フィット感も良く、違和感も少ないです。健康保険の適用であれば、価格は
2、000~3、000円程度です。子どもの場合は、最初のうちは就寝時につけることを嫌がったり、寝ているうちに外れることも考えられますが、慣れれば異物感も消えて熟睡できるようになります。

●歯列矯正
口内の歯がほぼ永久歯に生え変わっても歯ぎしりが続くようでしたら、それは、歯科矯正が必要なシグナルであると言えます。そのまま放置せず、必ず矯正歯科に相談しましょう。矯正することにより、歯ぎしりが改善される可能性があります。
子どもの歯ぎしりは、基本的にはあまり心配する必要はありませんが、中には早急な治療が必要なケースもあります。特に、歯並びが原因の場合、その影響は全身にまで及び、心身の健やかな成長を脅かしかねません。歯医者で治療が必要な場合は、なるべく早く診察してもらうことが大切です。歯ぎしりはひとつのサインと捉えて、迅速で適切な対応を心がけましょう。

自宅でできる歯ぎしりの対策

子どもが最近歯ぎしりをしだして心配…
そんな方に、自宅でできる子どもの歯ぎしり対策をご紹介します。

①よく噛む習慣をつける

あまり噛まずにあわてて食事をする子どもほど、歯ぎしりが多く見られる傾向があります。
これは、よく噛んでものを食べる習慣がないと顎の成長が阻害され、成長過程で噛み合わせに悪影響が出てしまうためです。
そのためには、よく噛んで味わいたくなるようなメニューを工夫することも大切です。

②正しい姿勢を身につける

猫背の子どもも歯ぎしりを悪くします。背中を丸めた姿勢が続くと、首の前方の筋肉が緊張します。
首の前には口を開ける時に使う筋肉があるため、口を開けにくくなり、顎関節の働きが悪くなることで歯ぎしりが生じるのです。
立っている時だけではなく、座っている時の正しい姿勢を子どもにおしえましょう。

③ストレスの解消

ストレスもまた、歯ぎしりの原因のひとつです。
学校生活などでさまざまなストレスに遭遇するのはある程度は仕方のないこととしても、もし悩みがあれば家庭内で解決するよう話あいましょう。

④自己暗示

昼間に無意識にしてしまう歯ぎしりに対しては、気づいた家族が指摘したり、部屋に”歯ぎしりしない”など書いた紙を貼っておき、無意識に歯ぎしりしないようにしてみましょう。

子どもの歯ぎしりは、基本的にはあまり心配する必要はありませんが、中には早急な治療が必要なケースもあります。特に歯並びが原因の場合、その影響は全身にまで及び、心身の健やかな成長をおびやかしかねません。
問題ない歯ぎしりであれば、放置していても自然になくなりますが、歯医者で治療しなくてはいけない場合は、なるべく早く診察してもらうことが大切です。歯ぎしりはひとつのサインととらえて、迅速で適切な対応を心がけましょう。

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