Vol.26 痔(じ)について

Q. 痔で悩んでいますが、診察はどのようにしますか。

A. 最初に、痛みや腫れ、出血などの症状について尋ねます(問診)。
 診察室は、会話などが漏れないようプライバシー保護に配慮しています。また、なるべく恥ずかしさを感じないように、図のように横向きに寝てシーツをかけて行います。まず指で診察します。肛門が狭くないか、痛みが強いか、シコリなどが触れないか、指に血が付くか、などを確認します(肛門・直腸指診)。次に、肛門鏡で、痔が腫れていないか、傷はないか、などの検査を行います。これらの診察には、麻酔のゼリーを付けて行いますので、痛みはほとんど伴いません。力を抜いて、深呼吸しながら受けると良いでしょう。

Q. 痔にはどんな病気があるのですか。

A. いぼ痔(内・外痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろう、が痔の三大疾患と呼ばれています。
 “内痔核”は、痛みは少なく、排便時に出血(鮮血)したり、大きくなると肛門からいぼが出てきます(脱肛)。外痔核は、特に血栓(血のかたまり)ができると強い痛みがあり、大きく腫れると激しく痛むので応急処置が必要です。
 “裂肛”は、排便時に強い痛みがあり、排便後も痛みが続くことがあります。出血量は少なくトイレットペーパーに付く程度です。
 また、肛門の周囲に膿がたまって(肛門周囲膿瘍)腫れてズキズキと痛み、発熱(38~39℃)を伴うことがあり、膿が通る穴ができると〝痔ろう〟になります。
 痔も早期診断、早期治療が大事です。気になる症状があれば、放置しないで医療機関で診察を受けましょう。

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