1年8ヶ月にわたった「鞆地区地域振興住民協議会」の終了と、仲介人からの取りまとめ結果報告書を受けて、15日、福山市役所で湯﨑県知事と羽田市長が会談した。
1時間強。この日は、住民協議会の思いを集約した共通認識とポイント(町中に大きな道を造らない、バイパスの有用性と安全性・定時性確保、景観への配慮も必要、駐車場、下水道整備、港湾機能確保と防災対策が必要、鞆の歴史伝統に誇りをもち再生復活させたいなど8つ)等について確認した。
向かって右が県、左に市の代表が着席。
報道陣に囲まれて和やかに会談が始まった。
終了後の会見で、知事は「歴史的価値、高潮対策、交通量、生活環境改善など総合的な課題があり、鞆を再生・活性化することが重要という観点を基本にして解決策を考えて行きたい」と語った。
会談後には固い握手。
県市の信頼が伺えた。
今回、「互いのスケジュールの合う最短」で直接会談し、まずは認識を共有した状況で、両トップとも「今回が第1回だから」と初めての協議を強調。バイパス案(埋立架橋・海底トンネル・山側トンネル)の詳細に関しては「これから」。羽田市長は「これまでの主張は(埋立架橋で)変わらない」としながら、「住民ニーズを踏まえて協議したい」。知事は「県の事業決定は県がやる。前提として市民の意見を聴く」と語った。決定については「早い時期に」とだけ触れた。
なお、9月の任期満了に伴う福山市長選へ、鞆町出身の羽田皓市長は3選をめざす立候補の意志を明らかにしている。過去には、鞆港埋立架橋計画の推進を公約としている。
会談後を終えた知事と市長。
やや距離が近づいたか。
「さらに腹を割った話を」と語った。
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