公民館長さん、あなたの学区のお宝を2つ教えてください!【曙公民館】

INTERVIEWEE
曙公民館/井戸 美代子館長

1つ目のお宝は、防災啓発活動に積極的に取り組み始めた子どもたちです。

地域の人から防災について学ぶ子どもたち

この地域は備後灘を干拓して造られており、海抜0m以下。一文字堤防が切れると全部浸水してしまいます。そのため、近年では地域の防災意識の底上げに子どもも協力してくれています。

いま作成中の新しい避難マップには、曙小4年生が調べた危険箇所が反映されます。大人が町内を歩いて集めた情報に、子どもの気づきも加えることで、今後の避難訓練の要になるものをみんなで作っているところです。目的は、マップを使った訓練を重ねて、災害時に必要な「自助」「共助」の基本、「向こう三軒両隣」の関係を復活させることです。秋には学区内初の「曙防災意見交流会」も計画しています。

2つ目のお宝は、学区を護る「塩崎神社」です。

塩崎神社は、この地の干拓が始まった1865年(慶応元年)に、海の神を祀るために建てられた大新涯(現在の曙・新涯学区)の守り神です。

境内には八幡神社、荒神社、賀茂神社も合祀していて、4月には荒神社・賀茂神社の例祭(春祭り)、10月には塩崎神社と八幡神社の例大祭(秋祭り)が行なわれます。その他、6月末の夏越の大祓には氏子が作った茅の輪くぐりが登場し、大晦日から元旦にかけての年越しの大祓には、毎年4000~5000人が初詣に訪れています。

江戸後期より先人たちが大切にしてきたこの塩崎神社の歴史が、曙学区の歴史でもあります。転勤族が多く、児童の出入りの多い地域ではありますが、縁あってこの地で暮らす子どもたち全員に、ここを故郷だと思ってもらえるように、元気で魅力あるまちづくりを進めていきたいです。

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