歯の治療のクオリティは、歯科医師の技量や治療方法、選ぶ素材によって異なりますが、もう一つ、使用する機材によっても精度に違いが生まれてきます。そして、歯科医療の精度を大きく変えた代表的な機材がマイクロスコープです。
マイクロスコープとは
治療が必要な箇所を拡大できる顕微鏡のことです。肉眼では確認できない患部を最大20倍に拡大できるため、今まで経験と勘に頼って治療をしていた細かい部分まで、歯科医師が自分の目で確認しながら治療できるようになりました。これにより汚れの取り残しや患部の見逃しが減り、虫歯の二次的発生の予防にもつながっています。ただ、機器が非常に高価なため、大学病院や大規模な歯科医院でない限り、導入している歯科医院は約3~5%とごくわずかです。
デジタル化でさらに進化
近年はさらに進化し、4Kという超高精細画質で患部を80倍まで拡大できるデジタルマイクロスコープが誕生しました。最新の光学設計を取り入れているため、特に見えにくい歯の根元の奥や歯の隣接面まで明瞭に観察でき、どんな小さな虫歯も見逃さず治療できます。撮影した画像もスムーズに保存できます。
当院でも最新鋭のデジタルマイクロスコープを導入する予定です。これまで以上に精度の高い治療を提供することができます。より精度の高い治療を受けたいという方は導入されている歯科医院を探してみるのも良いかもしれません。