【異業種リレーの「わ」No.734 】やりたいことを店じゅうに

INTERVIEWEE No.734
DOLCE CAFE 178 (ドルチェ カフェ イチナナハチ)
オーナー 渡邊 真理 さん

喫茶店に憧れて

将来喫茶店をやりたいと、高校卒業後は大阪の辻学園調理技術専門学校に進学しました。製菓だけでなく料理のことも学ぼうと考え、日本料理、西洋、中華、サービスまでを学ぶ1年制のコースに入学。寮生活を送りながら、寝る暇も無いほど多忙な学生生活のなか、夏には就活を始め、ホテル日航大阪に採用が決まりました。入社後、喫茶室の厨房で軽食やプレート盛りのデザート、ドリンクを担当していたのですが、ある時、料理長から提供するメニューはもう全部教えたよと言われて。じゃあ、次は料理店で専門的にデザートを作ってみたいと新たな職場を探し始めました。

本場仕込みのドルチェ

次の職場は、ローマが本店のイタリア料理店サバティーニ大阪店。入口正面のケーキが並ぶショーケース、デザートのワゴンサービスに魅了され、働いてみたいと思った店です。ここで子どもができるまでの3年間、イタリア人のスタッフに混じって働き、デザートの基本を覚えました。
厨房は、前菜、パスタなど部門別に分かれ、私は〝ドルチェ場〟で師匠のアンドロイドさんについて本場のドルチェを教わりました。ティラミスやタルト、ミルフィーユにデコレーションケーキ、フォカッチャなどの食事パンまで、全種類のレシピを数ヶ月で叩き込まれ、2年目からは1人でドルチェ場を回すようになりました。
今でも時々、お誕生日などのデコレーションケーキの注文を受けることがあります。レシピをまとめたノートは、今でも手元に残している宝物。見る度に当時の記憶が蘇り、懐かしい気分になりますね。

大空間の倉庫リノベカフェ

23歳で福山に戻ってからは、しばらく母の喫茶店を手伝い、28歳でイタリア料理店を開店。そして5年前、倉庫だった建物を購入し、「DOLCE CAFE 178」をオープンしました。私のやりたいことを全て詰め込んだ理想の店にと、アンティークのインテリアや内装にもこだわって作った店です。
現在カフェは、ブランチ、ランチ、カフェタイムの3部構成で、パフェや日替わりデザート、ランチには自家製ハンバーグが人気です。ブランチには、ピザトーストやワッフルなどの軽食をご用意。各種メニューはテイクアウトもできますし、ペット同伴OKの屋外席も増設したので、日頃の息抜きに寄ってもらえたら嬉しいです。
また、1年ほど前から、雑貨販売コーナーを店の半分に拡張。ハンドメイドアクセサリーやドライフラワーが人気で、インスタグラムを見て来てくれるお客様も多く、売れ行きも好調です。セレクト担当の、長女・晴華のセンスが光ります。
ライブは中断中なので、1日も早くみんなで集まって賑やかに過ごす日が心から待ち遠しい。実は、B’zの大ファン。店名の178の意味もおわかりいただけたでしょうか?

■ PROFILE
1975年生。福山市出身。辻学園調理技術専門学校を卒業後、ホテルやレストランのドルチェ場で経験を積む。出産を機に帰郷。家族の飲食店で働いた後、2016年、単独オーナーとして「DOLCE CAFE 178」をオープン。

■ SHOP DATA
DOLCE CAFE 178 (ドルチェ カフェ イチナナハチ)
広島県福山市神辺町川北785-1
TEL:084-966-3504

関連記事