【パーソナルケア&コンディショントレーニング り・じぇね/髙橋 良輔】ーJリーグでのトレーナー経験を地元にー プロ選手の回復方法で最短復帰

INTERVIEWEE
パーソナルケア&コンディショントレーニング り・じぇね
代表 髙橋 良輔 さん(44)

プロと過ごし、ジュニアを育てた経験

 Jリーグチームで16年にわたってトレーナーとして選手と向き合った髙橋さんが、地元福山で昨春、ケアとパーソナルトレーニングを融合した『り・じぇね』を西小学校の目の前に開いた。
 10代は剣道や野球、サッカーに打ち込み、国際武道大学体育学部で、トレーナーの学びを深めつつ保健体育の教諭免許を取得。身体と向き合おうと静岡のフジ虎ノ門整形外科に4年勤務し、競輪選手やプロゴルファーのツアーにも帯同した。その後、プロサッカーチーム専属で16年。「ヴァンフォーレ甲府」を経て、「ファジアーノ岡山」ではJ1・J2のチーフトレーナーとして全トレーナーに目を配る〝司令塔〟だった。プロ予備軍のアカデミー(小中高)も担当し、14人がプロ選手に。開業は「こうした経験を地元に還元したいと思いました。当時単身赴任でしたので、現在高1〜小4の3人の子ども達と一緒にいたいとの願いもありました」。6千人以上を施術し、競技を問わず相談できるトレーナーとして故郷に帰ってきた。

体を根本的に見直し、最速復帰へ

 『り・じぇね』は、再生、回復の意味があるリジェネレーションの略。「小中高、大学生のスポーツは、6年間、3年間、4年間など時間の制約がある中で結果を出さないといけない。ケガをすると本来の動きが失われるだけでなく、目の前の試合に出場できないこともあり、失うものが大きすぎるのです。体の使い方を根本改善し、最速復帰を目指したいと強く願って始めました」。自己判断で無理をして再発する例も多く、「痛みが取れただけでは、身体の修復や可動域が戻っていないことが多いです。状態を見て適切なケアとトレーニングをし、ここまでの練習ならしてもいいよと客観的なアドバイスもしていきます」。何が近道なのかを教えてくれる。
 具体的には、症状や身体の癖、生活習慣も見ながら施術し、トレーニングと呼吸法を組合せて行う独自メソッドを用いる。「施術を受けるだけより、能動的なトレーニングをすると定着率が良いです。理論的には、変化を嫌がる脳に対して、安心安全な環境を自身が作っていると感じさせることで変化させるというとわかりやすいでしょうか」。

個々の「ホームトレーナー」に

 どんな選手がプロになっていく? 選手生命が長いのは? 家ですべきことは? プロになった選手をアカデミーから知り、その人間性も含めて見てきた髙橋さんからは、お金では買えないアドバイスも得られるだろう。「実際にケガと再発で苦しんだプロの話もして、今は我慢!と説得もします。悔しい思いをする選手を一人でも減らし、大事なときに本来のパフォーマンスを発揮できるよう〝ホームトレーナー〟としてお手伝いさせてください」。ケガしにくくパフォーマンスが向上するオンラインストレッチスクールのモニター募集も始めている。

INTERVIEWEE DATA
パーソナルケア&コンディショントレーニング り・じぇね
福山市西町1丁目15-11 ハイツ陽光102
TEL:070-8947-2085
https://seitai-regene.com

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