INTERVIEWEE
日吉台公民館/高橋 康之館長
日吉台くらぶは休園中の日吉台幼稚園を活用した交流の場です。「地域の高齢者は地域で支える」という想いで、町内会連合会など学区民が結束し、2014年6月に オープンしました。ここは、趣味や健康体操、園芸などを楽しむ場であり、おでかけ支援の拠点でもあります。幼児から高齢者まで全世代が利用しており、ボランティア約100人が協力して運営してい ます。
中でも、第5週を除く金曜日のお昼の喫茶「想い」は大人気。食生活改善推進委員を中心に、女性陣が工夫を凝らして調理した150円ランチ(コーヒーつき)を提供しています。プラス50円でデザートもつき、毎回約80人が“地域団らん”を楽しんでいます。
2019年最初のランチの主菜は、野菜きんちゃくの煮物でした。
食後は隣の部屋に移って、カラオケで自慢の喉を披露する人も多いです。くらぶができて、学区に笑顔の輪が広がっています。
半田池は、日吉台小学校西にある洪水調整池です。手城川流域の水害を防ぐ役割をもち、南北約170m、東西約70mに広がっています。この池を周回できる遊歩道を、ボランティアグループ・日吉台団地お役にたち隊(世話人=萩原健二さん、14人)が、2013年度に半年かけて整備してくれました。
池の畔にあるコンテナを開くと、遊歩道ができるまでの過程が分かるようになっています。
それまで池の東側は、ご覧の通り、まるでジャングルのような茂みに囲まれていました。
隊員たちがカマやノコを使い手作業で雑木を取り除いている姿を見て、ある日、重機を扱える住民が協力を買って出てくれ、一気に整備が進行。東側に小道ができ、もともと池の西側にあった農道とつなぐことができました。
新しい小道と農道は、池の北側にある公園を通り抜けるかたちでつながっています。
こちらは小道が整備される前の、公園から見た景色です。奥が鬱蒼として住宅が隠れてしまっています。
現在は、その茂みを全て取り払い、手作りの木のベンチも置いています。遊歩道に植樹した桜はまだ若いですが、春になったら花見も楽しめるようになりました。 この遊歩道は、同じくお役にたち隊が地域に整備した「健康づくりロード」とともに、学区民の健康促進を担う大切な宝ものです。
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