福山市新市町にある、塗装の専門会社『有限会社マツシタ』。
地域に愛される塗装のプロ集団として名高く、
ビルや病院、商業施設から一般住宅まで、幅広い施工を手がけている。
今日私は、そのマツシタが施工する現場にやってきた。
今回の施工はこちらのお宅の外壁塗装。
施工前の外壁はこんな感じ。
遠くからだと目立たないが、よく見ると細かいひび(クラック)が所々にあり
放っておくといずれ雨漏りの原因になるという。
最初に見せてもらった工程がヒビ割れに対してのコーキング(シーリング)補修
コーキングは、聞きなれない言葉だが、建物にできた隙間や目地といった溝などをシーリング材で溝を埋めていくこと。熟練の職人が一つ一つヘラで伸ばしては乾かすといった細かい作業を行なっている。
外壁は外気の温度差による膨張伸縮、地震の揺れなど、目では確認できないがなんらかのダメージを受けているそうだ。それらのダメージを補強するためにこのコーキングが大事になるという。
次に塗装するためのマスキング(養生テープを張っていく)。
見落としがちだがこのマスキングは塗装工事の基本。
養生が不十分だと瓦や窓などにペンキがついたりはみ出たりとかいった事が起こる。
塗らない部分をビニールやマスキングテープなどで保護するのは、
塗装の仕上がりを決める上ですごく大切な部分になるという。
養生が終わったらいよいよ塗装の工程に入る。
希望の色を塗る前に必ずしなければならない大事な工程がこの下塗り。
下塗りは塗料の密着性を高めたり上に塗る塗料の浸透を止める役割があるという。
下塗りの工程で一度外壁全体は真っ白になっている。
最後に上塗り(仕上げ塗り)。
ローラーで丁寧に塗っていく。
一度全体を塗り乾いたらまた塗り直しを繰り返す
窓枠やふちの部分は小さなハケを使い分け綺麗に仕上げていく。
細かく丁寧な作業を順序よく進めていく
職人さんの塗装技術によって古くなった外壁が綺麗に生まれ変わっていく姿は、
正直ずっと見ていられる…ほんとすごい
塗装は一つ一つの準備など時間のかかる作業がたくさんある上に、
その日の湿度や天候によっては作業ができないこともある。
簡単そうに見えて実はものすごくデリケートで繊細な作業。
外壁を塗り直すとまるで建てたばかりのような新鮮さが蘇った。
こちらがアフター写真
今回密着してみて、細かい仕事を一つ一つ丁寧にこなす職人さん達の真剣な姿にふれた。
同時に「職人さんって気難しそうな人が多そうだな…」って思ってたけど、
取材中も私の質問に対して笑顔で丁寧に答えてくれた。
技術はもちろんの事、地元で愛され続けている理由がわかった気がする。
地域に密着した親切・丁寧・迅速対応が評判の塗装のプロ集団マツシタ。
その評判は大げさではないと実感した。
よし!我が家もお願いしてみよう。