根管治療について

Q. 虫歯がひどくなり、根管治療をしましょうといわれました。
根管治療とはどういうものですか?大切なのでしょうか?【23歳(会社員)】

A. 歯の根の中の神経や血管など(あわせて歯髄と呼ばれます)が通っている管を根管と言います。

 歯の根の治療である根管治療は歯髄が炎症や感染を起こした時に必要になります。 原因は深い虫歯、歯の亀裂、外傷などです。炎症や感染をそのまま放置しておくと、歯が痛んだり、根の周囲の組織に炎症が広がったり、歯肉が腫れたりします。

 根の中の神経にはある程度の抵抗力はあります。しかし、神経が狭い空間に入っていることや、神経が根の中に入って来る部位が狭く血管が豊富でないなどの理由で、
一度神経に炎症が生じるとそのまま死んでいくことが多いです。
激しい痛みがあったり、神経の部屋が見えてしまうくらい大きな虫歯があったりする場合は神経をとる必要があります。

 根管治療では、痛んだ歯髄を除去して、根管を注意深く清掃し、 再度の感染を防ぐために根の中に詰め物をします。
 一方、以前に根管治療が終了している根が再び感染してしまった場合にも、根管治療が行われます。

 根管は歯の部位によって数が違ったり、形態が複雑であったりするので、綺麗に清掃するのに時間がかかります。患者さんには治療回数がかかり、治療が進んでいる実感も湧きにくいので、ストレスのかかりやすい治療だと思いますが、その後、最終補綴物を製作するので、根管治療はとても大事です。

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