Vol.23 下肢静脈瘤の根本的な治療法について

Q. 下肢静脈瘤をしっかり治したいのですが、どんな治療法があるのですか?

A. 下肢静脈瘤の根本的な治療法には、「血管内治療」「手術」「硬化療法」の3種類があります。最近主流になっている血管内治療には、「レーザー治療」と「高周波(ラジオ波)治療」があり、手術には「ストリッピング手術」と「高位結紮(けっさつ)術」があります。

Q. どんな治療法なのか、詳しく教えてください。

A. 「血管内治療」は、径1㎜くらいの細い管(カテーテル)を血管の中に入れて、血管を焼いてふさぐ治療法です。血管内焼灼(しょうしゃく)術とも呼ばれ、レーザーを使う方法と、高周波(ラジオ波)を使う方法の2種類があります。
 局所麻酔で痛みをとり、静脈麻酔で浅く眠っている間に行います。平均30分くらいの日帰り治療です。欧米では2000年頃から普及し、日本でも2011年に健康保険の適用となり、外科治療の主流になっています。
 「ストリッピング手術」は、逆流を防ぐ弁が壊れてしまった病気の静脈を、ストリッパーというワイヤーを用いて引き抜く方法です。静脈を引き抜いても足には多くの静脈が走っているので、問題ありません。100年以上前から行われている下肢静脈瘤の根治手術で、主に伏在型静脈瘤の治療に用いられます。
 「硬化療法」は、静脈の中に薬(硬化剤)を注入し、薬の作用で病気の静脈をふさぐ治療法です。ふさがって血液の流れなくなった静脈は、硬くシコリのようになって、皮膚の上から触れるので、「硬化療法」といわれています。
 しこりは次第に柔らかく小さくなり、やがて半年くらいで吸収されて消失します。硬化療法に適した静脈瘤は網目状静脈瘤、クモの巣状静脈瘤や側枝型静脈瘤です。

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