【じゃんじゃか福山南蔵王店/岡 卓児】ー 転機を重ねて「じゃんじゃか」へー 職人の手切りで最高の味わいに

INTERVIEWEE
じゃんじゃか福山南蔵王店
店長 岡 卓児 さん(46)

新しい焼肉店のかたち

大阪で料理の道を歩み始め、フレンチから給食、そして焼肉へ。いくつもの現場を経た岡さんが今、包丁を握っているのは、今年10月1日にグランドオープンした焼肉店「じゃんじゃか」福山南蔵王店だ。「焼き肉店らしからぬ内装でしょう?」。白と木目を多用したナチュラルテイストの明るい空間は、じゃんじゃか31店舗目にして初の試みだという。「若い女性も入りやすいカフェのような、つまり誰でも利用しやすい店を意識しています。衛生面にも細心の注意が必要です」と話す。
これまでの30店舗で培ったノウハウを凝縮し新たな挑戦をするモデル店でもある。食べ放題はもちろん、キムチやナムルを含めたサラダバー、映えるスイーツが並ぶデザートバー、さらに14種類ものアイスバーまで備えるなど、バラエティ豊かな構成が魅力。

職人集団が最高の状態で提供

提供する肉は、専属バイヤーが全国を飛び回って厳選したもの。店内で職人がカットする。「全社員がキャリアを積んだ職人集団です。繊維の流れを断ち切るか、目を流すかで食感や肉汁が全く違ってきます。部位ごとに最も美味しく切るスキルがあります」。
食べ放題は4コースを用意。〈定番〉では人気商品を網羅し、厚切り大判ハラミが自慢。〈厚切り牛タン塩・和牛〉は一度終了したが、反響の大きさから復活。中でも「黒毛牛上カルビ」「厚切り牛タン」が岡さんのイチオシ。創業当時から受け継がれる“濃厚秘伝のたれ”も時代に合わせて進化を続けている。また、11月27日〜29日は創業祭として特別企画を予定。「ぜひこの機会にご来店を」と笑顔で呼びかける。

人生の集大成は「じゃんじゃか」で

岡さんは大阪出身。調理師学校を卒業後、フレンチレストランで修行を積んだ。「調理だけでなく飲食業界をトータルに、フードビジネスとして学びたいと考えていました」。23歳でビュッフェスタイルの弁当屋を開業。話題を集めたが、「学び直したい」と再度レストランへ。結婚を機にライフワークバランスを重視して、給食調理師の職に。後に工場社員食堂に配属となり、朝・昼・夕・深夜食と大規模調理を経験。「同じ24時間稼働ならば、レストランマネジメントを」と、すかいらーく系列店へ。在職5年で店長も務め順風満帆だったが、妻の病気静養のため妻の実家の愛媛へ。温泉旅館でも経験を重ねた。
2016年に、愛媛に本社のある、今のフジファミリーフーズに入社。「中四国100店舗の中で、どこを希望するかと尋ねられ、一番成長する、一番忙しい店をと応えました。それが焼肉じゃんじゃかとの出会い。残りの職業人生、この店と歩み、良さをを広めていきます」と語っている。

INTERVIEWEE DATA
じゃんじゃか福山南蔵王店
福山市南蔵王町3丁目8-34
TEL:084-961-3761

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