【食育Café アスカツ/告下 朱美】ー スポーツ・受験に食からアプローチー 頑張る親子の応援団

INTERVIEWEE
食育Café アスカツ(しょくいくかふぇ あすかつ)
団長 告下 朱美 さん(43)

Sumiさん、カフェをオープン

 アスリートフードマイスターや受験フードマイスターの「Sumi」で活動してきた朱美さんが先月、子どもの身体づくりにこだわり、学生やおとなにも嬉しいカフェを開いた。「アスカツは、アスリートの活躍、明日勝つ!の意味です。試合や受験の本番に本来の力が発揮できるようにと思って名付けました」。実質上は店主だが「団長と呼ばれたいです。応援団長!そうなりたいと思っているので」。
 木目が落ち着く店内や、木洩れ日が降り注ぐテラスでいただく《日替わりランチ》は、メイン料理と6種以上の総菜や生野菜が乗ったプレートに、汁物とごはん。「ママ友のランチ会や、お子さんと一緒に食べて作り方のコツを聞いてもらえたらと考えました」。定食《お母さんの昼ご飯》や、スタミナ補給もばっちりの《部活応援丼》もある。ティータイムは、仕事や家事、育児のご褒美にもいい。

我が子の食を考えて

 「私が我が子に食べさせたくないと思う調味料や食材は使っていないので、アスカツに行けば体に悪いものはないって感じです。お母さんが子どもに〝今日は疲れたからアスカツでご飯済ませといて!〟なんて、気軽に言ってもらえる存在になれたらいいですね。罪悪感なく任せて!」。
 おおらかに笑うSumiさんだが、長男の食事でずっと悩んでいたそうだ。「体が細くて病気もしやすい。陸上を頑張っているけど大会当日にベストパフォーマンスが出せなくて」。そこで彼が小6のとき一念発起してアスリートフードを学んだという。「高2の今は、体つきや体質まで驚くほど変わりました。それに長女も生まれたとき心臓に穴が開いていて、本当に心配しましたが、今はしっかり食べてくれ、小さく生まれたけど大きく育って陸上を頑張っています。元気に生まれて育つのが当たり前ではないと知っているからこそ、今元気な子が将来もずっと元気でいてほしいと願わずにはいられないんです」。

食育や料理を楽しめる拠点に

 「でも、子どものために食事を作る人が疲れたら意味がない。子育ては長いので、無理なく続けられるコツの伝授ができたらー」と料理教室を開き、食育のアドバイスもしている。「毎食完璧なバランスでなくても、1日の中で帳尻合わせをしてもいいんです。おにぎりの具を増やすだけでも違いますよ」。また、冷凍生活アドバイザーとしても心強く、時短や節約方法も教えてくれる。「こんなんでいいんだ!意外と簡単!と自信や余裕が持てたら成功ですね」。
 Sumiさんの目は、子どもたちがおとなになったときにも向けられる。「悪いものは食べないという、食を選ぶ力を身に付けてほしい。きっと〝明日〟という未来が病気に〝(打ち)勝つ〟健康的な生活につながるから」と語っている。

INTERVIEWEE DATA
食育Café アスカツ(しょくいくかふぇ あすかつ)
広島県福山市新涯町1-7-24
TEL:084-959-5519

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