薪ストーブに収納スペースの改修…
小さなお願いも快く叶えてもらえた
1970年築の木造2階建てに、息子さん家族と3世代6人で暮らすご夫妻。
自宅は以前にも増改築しているが、井上建設に依頼したのは以下の通り。
・2017年 リビングに薪ストーブを設置
・2018年 トイレのリフォーム
・2019年 座敷の押入れと、亡きご両親の部屋のリフォーム
■はじまりは「薪」から
薪ストーブをリビングに置きたい。そう願ったのはご主人だった。
かつてお風呂を薪で沸かしていた頃から「薪割り」を担当。所有する山から雑木を伐り出して薪にする作業は、体力が要る仕事だが、健康づくりにもつながる趣味として楽しんでいたそう。
数年前にお風呂をリフォームして以来中断していたが、たまたまホームセンターでセール中の薪ストーブに出合ったことで夢が膨らみ、「職場の同僚だった井上さんの奥さんに何となく話したら、快く引き受けてもらえました」。
レンガの炉台、耐熱壁、煙突工事などを施して完成した薪ストーブ。
暖房代も大幅に節約でき、ストーブを使って調理をする楽しみもできた。
■車椅子でも入れるトイレに
屋外のコンクリート壁を直してもらっていたときに、トイレのリフォームを相談。
男女別に分かれていたトイレを洋式便器ひとつを置いて一体化させ、洗面台も改修した。
奥様の意向で扉は引き戸に変え、車椅子でも入れるようにバリアフリーに。
また、便器後ろの配管を調節し、デッドスペースを下駄箱に有効活用。
トイレ裏手にある勝手口から使えるようにした。
「おかげで散乱していた靴が全部仕舞えるようになってすっきりしました」と発案した奥様も大満足。
■収納を見直して暮らしやすさUP
昨年3月に94歳で天命を全うしたご主人のお母様の遺品を整理し、押入れを洋風にリフォーム。箪笥がまるごと収まっていた空間を上、中、下段の3つに区切り、来客用の座布団や布団などを収納できるようにした。
「お客様が来られる度に、座布団を2階の子ども部屋の押入れから持って下りていたので、本当に楽になりましたよ」と奥様。お子様も、子ども部屋の押入れを広々と使えるようになって喜ばれている。
「見えない場所なのに、クロス張りして壁も床も本当にきれいに仕上げてくれて…」。
職人のアドバイスで襖を木目調の扉に変えたことで、今後の張り替えの手間も省けた。
同時に、亡くなったご両親の部屋もリフォーム。
以前は段差のあった2つの和室を襖で区切っていたが、襖を取り払いフラットにして、約12畳のフローリングの洋間に変えた。
ご両親の箪笥があったスペースは、幅3.6mの木目調のクローゼットに大変身。
これまでは、2階の寝室に積み上げたボックスの中でシワになりがちだったご夫妻の洋服も、ゆったり掛けることができる。
実は、このリフォーム中に深刻なシロアリ被害が見つかり、全面的な補修工事も同時に終わらすことができたという。息子さんご夫婦に安心して託せる家に生まれ変わり、ご夫婦とも胸をなで下ろしている。
■こうすれば良かった!が何ひとつない
リフォームを終えた感想を伺うと、ご夫婦は声をそろえて「こうすれば良かったなと思う箇所がひとつもありません」と笑顔満面。
「社長さんも職人さんもみんな話しやすく、工事と言えないような小さなお願いも気持ちよく受けてくださって、しかも全て予算内で終わらせてくださいました」と奥様は感謝しきり。
ご主人は「リビングで燃える薪を見ながら、大きさと燃焼時間を研究するのが楽しいんですよ」と、脳トレにもなる老後の楽しみが増えたことを喜んでいた。