【異業種リレーの「わ」No.723 】「常に進化し続けるために」

INTERVIEWEE No.723
Oli Oli(オリオリ)
オーナー/美容師  大内 清盛 さん(45)

手に職を付けたくて

 元・高校球児です。野球推薦で、島根の強豪、江の川高等学校(現:石見智翠館高等学校)へ野球留学しました。卒業後に就職した会社が入社2年目で倒産し、一時仕事を失った経験から、「生きていくには手に職が必要」と、他の仕事の誘いを断って、理容室に就職したんです。そこで働きながら通信教育で学び、理容師免許を取りました。理容師を選んだのに深い理由は無く、祖父が理容師だったので、当時20歳の自分にとって“手に職”といえば、理容師だったというわけですね。
 理容室に入って6年が経って将来を見据えた時、女性の髪も切れるようになりたいと、美容師への転身を決意し、すぐに師匠に“直訴”したんです。話を聞いた師匠は「わかった」と私の背中を押してくれ、半年後に円満退社する運びとなりました。退社と同時に尾道市の美容室で、一から再スタートを切ったのが、私の美容師人生の始まりです。

美容師として独立

 子どもの頃の夢に「社長になること」と書くほど、独立志向が強かったのですが、独立したたのは34歳の時。経営者ともなれば、避けて通れないこともありますから、美容師としても人としても経験を積み、精神的にも成熟していたベストタイミングだったと思います。
 尾道市で3年、御幸町で3年働いたのですが、店を持つなら地元でと、松永周辺で土地探しから始めました。テナントを借りず、店舗を新築したのは、自分の城が欲しかったからですね。ちなみに、響きが気に入って名付けた店名の「オリオリ」は、ハワイ語で幸せ、楽しいの意味ですが、店は白を基調としたナチュラルテイスト。リラックスして施術を受けてもらえると思いますよ。

常に進化していきたい

 オープン当初から、アシスタントと共に働いています。現在は、私のほかにスタイリスト1名、アシスタント1名の計3名です。美容師は一見華やかに見えますが、実は離脱者が多いんですよ。私がスタッフを入れるのは、美容師仲間を増やしたい、育てたいという思いもありますね。営業時間の前後には、彼らが自由に練習できるよう、店を開放しています。
 私も練習熱心な彼らに負けるわけにはいきません。一番うまくないといけない立場ですし、今でも「もっとうまくなりたい」と思っているので、5年前から東京のプロの美容師が学ぶアカデミーに月1で通い、技術を磨き続けています。今は、コロナのため中断されているので、再開が待ち遠しいですね。
 日常では塞がりがちな日々が続きますが、ばっさりカットでの気分転換や、その日の気分で香りが選べるヘッドスパ、そして気取らないおしゃべりで、明るい気分になっていただけたら嬉しいです。「また行きたい」と思ってもらえる店にしていくために、私もスタッフも常に進化をし続けていきます。

■ PROFILE
1976年生。福山市出身。高校卒業後、水道設備会社に勤務。1997年、福山市内の理容室に就職、理容師免許を取得。2004年、美容師に転身。2010年3月、OliOli代表

■ SHOP DATA
OliOli(オリオリ)
広島県福山市松永町6-11-38-5
TEL:084-939-5566

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