「私はとても運がいい」と自信をもって言い切れる方が居られますでしょうか。平素、何かと身の回りに起こる嫌な出来事ばかり気にかかり、愚痴ってばかりいて「なんで私だけこんな辛い想いをしなければならないのか」と感じてしまいがちですから、誰でもなかなか「自分は運がいいのだ」とは思いにくいものです。
しかし、冷静に考えてみると、不運な事と運のいい事は、表裏一体で実は同じ出来事なのです。例えば雨が降ったとします。ある人にとっては洗濯物が乾かないから悪い日であり、またある人にとっては炎天下の日が続いた後の恵みの雨と感じて素敵な日でもあるのです。同じ出来事でも捉え方ひとつで運のいい出来事であり不運な出来事でもあるのです。
世の中の出来事には様々な苦しみがあります。中にはどうしても逃れられない苦労もあります。これらに対面した時、視点を変えてみて「なんて自分は運がいいのだろう」と感じることができたら、その人の所には運のいい出来事がどんどん訪れることでしょう。元気な笑顔に満ちてプラス思考の所にこそ神仏が心地よくお住まいになるのです。