山陽ライフケアサービスの代表やマネージャー、スタッフさんにインタビューしました!
ゆっくりとした成長を感じる瞬間を喜びに
ライフケア草深 スタッフ 横田 一司 さん
介護職員初任者研修(ヘルパー2級) ヘルパー歴12年 入社10ヶ月
18歳以上の重度知的障がいの方が1人暮らしをするアパート「草深の家」(沼隈町草深)へ、訪問介護に行っています。
平日は、午後4時頃に作業所から帰宅する利用者さんを迎えて、翌朝9時頃に作業所へ出発するまで、必要な介助をしながら見守ります。その間、夕食や朝食の準備と片付け、入浴、服薬、出かける準備など、個々にあわせてできないところを支援をしています。
1対1、ときには私たちが2人で支援し、細かいところまで気配りします。
最重度の利用者さんは、いつも同じ行動、感情とは限りません。怒っている、嫌だと思われていることが言葉として伝わってくることもなく、引っ掻く、噛み付く、といったストレートな態度で表現されることもあります。いつも彼らの行動に対して、なぜ怒っている?何が嫌なんだろう?と繰り返し考え、理解しようとしていきます。
ヘルパー歴は12年になりますが、それまで高齢者の介護でしたので、最初はとても不安でした。それが、やりがいや喜びに変わってきたのは少し経ってからのことです。直属の上司である藤原和則責任者は、面接の際に「1日や2日でできるようになることではない。半年苦しんで、その先にいいことがある」と伝えていて、その心構えで焦らないことが大切だと思います。
無表情だった利用者さんに、にこーって笑顔が見えたり、バリアがあるかのように一定の範囲に私を入れてくれなかったのが少しずつ距離が縮まって近寄ってきたり。声を出して笑ってくれたこともあって、驚きながらも本当に嬉しかったです。手をつないでくれたこともありました。本当にゆっくりとですが成長する姿や、受け入れてくれている態度がやりがいになりました。
これに加えて、給料はこれまで他では出なかったくらいに高いこと、社員研修が充実していて社会人としての自分を高められること、平日昼間に自由がきくこと。そうした体制もありがたいことです。
最初はわからないことが多いかと思いますが、働きやすい環境で支えあいます。一緒にがんばりましょう。
やりがいを感じながら、1対1でしっかり向き合う
ライフケア神辺 介護福祉士 谷 浩志さん
2020年8月入社 28歳
私の働くライフケア神辺は、山陽ライフケアサービスの事業所のひとつ。18歳以上の最重度に区分される知的障がいのある人が1人暮らしをする「家」です。アパートのような外観で、まだ建設から1年も経っておらず、きれいです。私の仕事は、この家で暮らす人の外出準備や調理といった身の回りの生活のサポートになります。
私は山陽ライフケアサービスに来る前もデイサービスの会社に勤めていて、ずっと介護や福祉の仕事をしています。小学校から大学まで野球をしていて、体を動かす仕事をしたいと考えました。身内に障がいがある人がいて、介護は身近とまではいかなくても縁遠くもなかったのがこの業界を選んだ理由です。
あるとき、今の会社の先輩の仕事ぶりや考え方に触れる機会があって、一緒に働かせてもらいたい、もっと勉強したいと強く思いました。「社員の募集はないですか?」と押しかける感じで問い合わせて採用してもらいました。
山陽ライフケアサービスに来てから、介護福祉士や福祉有償運送など必要な資格を取らせてもらいましたので、最初からなんでもできる必要はないと思います。盈進高校時代はピッチャーで、体力や礼儀、忍耐力を鍛えてもらっていたのはとても役に立っています。高齢者の介護とは違うので、最初ためらうかもしれませんが、会議や研修でノウハウを共有してもらえます。
ただ、利用者さんは自分の感情にとてもストレート、素直です。繊細なところもあるので、命に関わる行動は気を付けて、それ以外は相手の心地よい距離感や声掛けを一人一人に対して考えます。また、突出した能力のある人が多いのも特徴。数字や音、記憶力など本当にすごいなと思います。症状、病名は同じであっても、才能は千差万別で個性を色濃く感じます。そういう気付きをこの仕事のやりがいと思えたらとても楽しいと思います。世間の理解はまだまだついてきていませんが、1対1の人間同士しっかりと向き合って支援しようという気持ちが大切だと実感しています。
待遇面でも満足です。同業種の中で初任給が高く昇給もあって、年収は右肩上がり。平日の休みが多いのも、まだ幼い我が子と出かけたり、用事を済ませたりしやすく助かります。何より人間関係が良く、人に恵まれ、成長させてもらえる職場です。
ワークライフバランスを重視し「人財」を大切に
代表取締役 西山 由香梨 さん
山陽ライフケアサービスは、訪問介護(あかりヘルパーステーション)、放課後等デイサービス(にじいろ、にじいろsmile)、重度訪問介護(ライフケア草深)と、不動産業を運営する会社です。
法令を遵守して誠実に仕事に取り組み、利用者さんに寄り添ったサポートを大切にしています。
今回スタッフ募集をしているライフケア草深は、弊社が建てた重度知的障がいの方の一人暮らしをサポートするアパート「草深の家」、「神辺の家」で訪問介護を行う、全国でもめずらしい事業展開になります。
2005年(平成17年)に先代である義母が設立し、2015年(平成27年)に受け継いで株式化したこの会社は、利用者も職員も関係もなく、同じ空の下で暮らしていく、という価値観のもと、弊社コーポレートカラーは「空色」に決めました。
人ありきの私たちの仕事ですから、人は宝、「人財」と考えています。給与に関して他に負けないように、福利厚生をしっかりとし、働きやすさを重んじます。ワークライフバランスを重視し、オンオフしっかり切り替えて余暇を充実させられるよう取り組んできました。また、介護業界で働く人は、誰かの役に立ちたいと考えているやさしい人が多いです。それだけに現場が忙しすぎて、相手に対して雑になってしまう自分がいやだという離職理由も多いのです。人を増やしてしっかり寄り添える職場でありたいとも願ってきました。
おかげさまでここ10年で従業員数も70人を超え、急成長と言える展開をしています。最初はこたつを囲んでみかんを食べながらワイワイ話しているようなアットホームな事務所だったのですが、事業拡大のたびに移転し、県外展開で新幹線を使うことも視野に昨年元町へ移転しました。
現在、兵庫県の都市部で重度訪問介護のサポートをする施設を準備中です。創業の地である福山が拠点であることは変わらず、都市部でもモデルケースを作りたいと考えています。
将来的には、幼い頃から高齢者まで一貫したサービスを提供し、「自分の家族を自分の会社で」と思えるようなオンリーワンの会社にしていこうというビジョンを持っています。「生涯を、ともに」をコンセプトに、社員が成長していくように会社も日々成長させていきます。
福山市元町にある、ILYA福山フロントビルの5階が本社
プロフェッショナルとしての自覚をもって
統括マネージャー 西山 祐季 さん
20歳〜70代まで幅広い年齢の社員がおり、そのほとんどが中途採用です。経験値もそれぞれ違いますので、社内研修制度を充実させています。発達障がいや支援内容に沿ったものがあり、月に1回は、社会生活スキルトレーニング(SST)として、 利用者さん役、スタッフ役に別れたロールプレーで、どう対応したらよかったのか、どんな気持ちなのかもわかりあう場面を作っています。また、名刺の渡し方をはじめビジネスマナーにも力を入れているのも特徴です。人としての成長も重視しています。
今回、スタッフ募集は、注力している重度訪問介護事業「ライフケア草深」になります。
賃貸アパートを作って重度訪問介護を提供することで、1人暮らしを実現させよう!という全国に先駆けた事業をスタートさせて3年弱。まだ一般の方の認知度は低いですが、ニーズは高く満室状態で、さらに棟数を増やす計画です。スタッフ数も充実させたいと考えてのことです。
もともとこの事業をしようと考えたのは、訪問介護をしていた私たちに寄せられた、何人もの親ごさんからの声がきっかけでした。「グループホームへの入居を断られた」、「施設は20年待ちと言われた」、「家でみることはしんどいし、生涯にわたってはみ続けるのは難しい」といった声です。親には親の時間と人生がある、そう考えて乗り出しました。
最重度の訪問介護は、介護経験はあっても初めて接する人にとって予想以上に大変だと思います。突然怒りだす、引っ掻くや噛み付くと行った他害行為が見られることもあります。労災も月に1回くらいは使います。ですが、彼らにとってそれは表現の1つですから、なぜ?なぜ?と自分に問いかけ、予測をたてて相手の気持ちを常に考えていきましょう。一人一人対応が違いそこにマニュアルはなく、信頼と経験、感覚はすぐには身につきませんが、日々の介護が必ず自分の成長につながります。
私は母が会社を立ち上げる少し前からヘルパーとして従事しており、約20年現場で働いてきました。
最初は高齢者の方の介護に従事してましたが、二度職を離れました。仕事自体は好きなのですが、「自分のやりたい事と何かが違う」という思いがあり、再び戻った時に、障がい福祉サービス事業を先頭に立ってスタートさせました。重度の方に特化するようになり、充実した日々を送り「私が生涯をかけてやりたい仕事はこれだ」そう思いました。
小さなお子さんから大人になるまで関われる。大人になってからも関わっていける、成長を見ていけるのがやりがいであり、喜びです。日々、自己研鑽し型にハマらず福祉のプロフェッショナルとしての誇り・プライドを持って、これからも働いていきたいと思います
ぜひ私達と一緒に福祉のプロとして働いてください。