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【第15回】知っておきたい 供養の知識〜上品に生きる、上品に祀る〜

お墓は、代を重ねてきた一族の歴史を表すもので、一族の生きた証を記しています。その中で、夫婦単位で子供を育て、その結果、代を重ねるということで、夫婦単位が基本であります。
江戸時代までは、大概土葬で埋葬後時間を経て石の墓を建立していたようです。ここで問題なのは、当時は当家の墓所に埋葬し易いようにお墓を建てていたことです。亡くなる順が長幼の序なら良いのですが、事故や疫病、弱い幼児が突然亡くなった場合は、年の順番通りにはなりません。長幼の序と言って、世代の順番を守る事は大切なことだと思います。祀る順番が狂うと、当家が運に恵まれないといわれています。
私共では改葬時に、知恵を活かして、供養の改善のお手伝いもしています。
又、供養のために良い事として、墓所は清浄で地味かつ、豊かで日当たりのよい場所が理想です。当家の聖地としての境界線をしっかり区分けすべきでしょう。
敷地内では、向かって右側は上座、左側が下座となります。年長者を上座に祀ります。又、お墓の文字を記入するときにも、夫婦単位・年の順をできるだけ忠実に揃えていくべきかと考えます。親を右、子供・孫を左に置きます。生きている時でも、親に対しお茶・食事を先に出すように、お参りは親を先にご挨拶すべきでしょう。

人は亡くなっても、一族の中に思い出として生きています。礼儀にかない、丁重に祀ることは、自分の心の思い出を大切にすることだと思います。
お墓の裏側に、建立者名を書き込みますが、出来れば喪主として当家の祭祀を執り行う責任者としての意味合いがあります。お金を出した人の連名を時々拝見しますが、責任者の名を記す方が結構なのではないかと思います。
限りある生を生きて行く心構えがお墓の建て方、文字の表し方に出るようです。親やご先祖様に礼儀を尽くし、その心持で人生に対していきたい。最初は、まず形から入り、その後だんだんと心を整え、真摯に生きていきたいものです。上品にお墓を祀り、上品に真摯に生きる事で、良い運と良い人間関係を導いてくれるように思えます。

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むらかみ先生の『ひなたぼっこコラム』
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<法螺貝(ほらがい)の事>

修行の山で、10年以上法螺貝を吹いています。法螺(ほら)を吹く、は聞き具合が良くないので専門用語として「貝(かい)を立てる」といいます。最初は京都の仏具店に先輩の導きで寄せていただき、貝を選びました。貝の音を聞くと、罪悪を消すことができるとされ、気持ちも元気になります。貝を吹くとき最初は満足な音がでません。しっかり練習していると、口先だけで高音・低音・揺り(音を揺らす)が出来るようになります。只々練習です。
法要で紫燈護摩の時、山で出発の時、休憩の時に貝を鳴らします。良き先輩の指導を受け、だんだん上達してきました。

救世観音院みろく墓地

救世観音院みろく墓地クゼカンノンイン ミロクボチ

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広島県福山市箕島町字長浜6172-1


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