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練り歩き復活5年目 市民参加の福山とんど

 快晴に恵まれた14日、福山の春を寿ぐ「福山とんど祭り」が行なわれ、子どもたちが「ヨーイヨーイ、ヨーイヤナ!」と掛け声を響かせながらとんど6基を引っぱり、霞町の中央公園から国道2号を渡って宮通り、本通などの商店街を練り歩いた。

 元和8年(1622年)の福山城築城を祝って生まれた「福山とんど」を、練り歩く形で復活させて5年目。縁起物飾りは水野勝成が褒めたと伝わるもので、東学区は鶴亀、懸鯛、伊勢海老の3基、旭学区は諌鼓鶏、深津学区は宝船をのせたとんどを引いて歩いた。また今年は、福山城築城400年記念プレ事業のワークショップで作った「市民とんど」が懸鯛をつけて加わり、これを並木学院福山高校(吉津町)の生徒も一緒に引いた。

 沿道で待ち構える人々をも楽しませた東学区のとんど祭り実行委員長、島村美郎さん(69歳)は「とんどは子どもからおとなまで年齢問わず参加できる行事。この祭りを福山全体に浸透させるには年数はかかるだろうが、勝成公が400年前に目にした36基が並んだ勇壮華麗な光景を、いつか見てみたい」と思い描いていた。

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