海と山のアート回廊 海と山のアート回廊

尾道と鞆の浦を現代アートでつなぐ事業「海と山のアート回廊」が2017年9月16日に始まった。
プロデューサーの中尾浩治さんの案内によるメディア向けの説明会が9月15・16日に開かれ、
世界的な評価も高い作家の柳幸典さんと原口典之さんが自身の作品について語った。

現代アート8会場 現代アート8会場

アートベース百島
「海と山のアート回廊」は、尾道7会場、福山1会場を舞台とする現代アートの展覧会。まずは尾道市内の5会場が9月16日にスタートした。 全体会期は11月12日まで(会場により異なる)。10月半ば以降、鞆の津ミュージアムや浄土寺など3か所が加わり計44人の作家による約130点が展示される。 入場料が必要な会場もあり、巡るとお得な共通チケットを尾道駅観光案内所や尾道市立美術館などで1800円で販売中。
広島県や尾道市、福山市などでつくる実行委員会が主催し、名誉委員長:湯﨑英彦県知事、委員長:平谷祐宏尾道市長、副委員長:枝廣直幹福山市長が務める。

尾道市立美術館
(尾道市西土堂町17-19)

草間彌生《ハーイ、コンニチハ!ヤヨイちゃん》、《ハーイ、コンニチハ!ポチ》

尾道市立美術館では、「現代アート、はじめます。草間彌生 から さわひらき まで」を10月22日(日)まで開催中。国内の現代アートコレクター3人の膨大なコレクションから厳選した20人の絵画・彫刻・映像作品約40点を紹介している。写真は、世界で最も尊厳を集める作家とされる草間彌生さんの『ハーイ、コンニチハ!ヤヨイちゃん』『ハーイ、コンニチハ!ポチ』。10月1日(日)・15日(日)・22日(日)14時〜約40分のギャラリー・トーク開催(要観覧料・申込みや参加料不要)。月曜休館・祝日開館。


アートベース百島
(尾道市百島町1440)

原口典之《物性Ⅰ》

アートベース百島は、旧尾道市立百島中学校を美術館として改修し、2012年にオープンした現代アートの拠点センター。柳幸典さん(58歳)は、砂絵で各国の国旗や紙幣を作り、それをアリに巣を作らせて蝕ませたシリーズなど多数を展示、原口典之さん(70歳)も、金属のプールに廃油を満たした作品『物性Ⅰ』など、象徴的な作品を公開している。 また、尾道U2の西隣にある県営上屋3号(港湾倉庫)も会場としている。 12月3日(日)まで展示継続。尾道会場は月・火曜休館、百島会場は月・火・水曜休館。祝日は開館。

柳幸典《ユーラシア》
柳幸典《ワンダリング・ミッキー》
柳幸典《バンザイ・コーナー》
原口典之《F-8E  CRUSADER》

原口典之《F-8E CRUSADER》

尾道U2の西隣にある県営上屋3号(港湾倉庫)に展示してある、原口さんの『F-8E CRUSADER』は、実物大の戦闘機の後ろ半分だけを立体的なキャンバスに油絵で再現。「エンジンを抜いた空洞状態で“不能性”を表現し、戦争反対の思いを暗に込めた」と語る。

原口典之《F-8E  CRUSADER》

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Project God-zilla-眼のある風景2-

県営上屋3号に展示してある柳さんの『Project God-zilla-眼のある風景2-』は、聴覚視覚両面から迫る。高さ8m、幅20mにわたって積み上げられた廃物は、小型船や「遮」と書かれた砂袋など東日本大震災を想起させるもので、直径2mの「ゴジラの眼」が周囲を睨むように動く。その眼に写し出されるのは、米英仏により308回繰り返し行なわれた核実験の映像。柳さんは「ゴジラは放射能で巨大化した。日本の現在を歴史と未来への十字路と捉え、分岐点に立つ今、どう責任を果たすべきかを考えて欲しい」という。


西國寺
(尾道市西久保町29-27)

西國寺離れ

寺や街並を観光しながら巡るのも醍醐味。尾道市にある西國寺は大草履のかかる仁王門や三重塔でも知られる尾道三山のひとつ。普段は一般の人が入れない本堂離れには、故 緑川洋一氏の写真が展示されている。モノクロは昭和30年代の尾道を記録的にたどり、カラーは露出の技巧も駆使した代表的な作品が並ぶ。月曜休館・祝日開館(11月12日までの会期中、閉場期間あり)。


尾道本通り商店街

尾道本通り商店街

尾道本通り商店街では、旧 絵のまち館とyumenemiギャラリーで、写真や映像作品等を展示中。月曜休館。

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リバティプリントに恋して
稲葉美智代・杉崎文子二人展

GALLERIA 風の巣

GALLERIA風の巣では、「リバティプリントに恋して 稲葉美智代・杉崎文子二人展」を2017年10月31日まで開催(入場料300円)。リバティ-プリントとは、イギリス・ロンドンにあるリバティー社オリジナルの生地のこと。今回は、様々なリバティプリントの紹介や稲葉美智代さんのリバティプリントを使って仕上げた人気のパッチワーク・スカートやブラウス、帽子やベストなど約100点の展示・即売の他、山形のボタニカルアート作家、杉崎文子さんの賛助展示約20点も見逃せない。
■ DATA *****
GALLERIA 風の巣(福山市加茂町下加茂30-7)TEL.084-972-7739

このギャラリーについて

マリメッコ展
デザイン、ファブリック、ライフスタイル

フィンランドを代表するデザインハウス「マリメッコ」の巡回展が、2017年11月26日まで開催中。月曜休館(祝日は翌日休館)。観覧料1,000円(高校生以下無料)。
■ふくやま美術館(福山市西町2丁目4−3)TEL:084-932-2345

広島県重要文化財
浄土寺文書の世界

ふくやま書道美術館で2017年10月29日まで開催。尾道三山・浄土寺の文書など64点の寺宝を展観。月曜休館(祝日は翌日休館)。観覧料800円(高校生以下無料)。
■ふくやま書道美術館(福山市西町1−1−1)TEL:084-925-9222

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