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魅惑の映画音楽を楽しもう

魅惑の映画音楽を楽しもう
今月のこの映画、この曲 第18章
by Garbo -ガルボ- 2011.9.7

 いつからかセミの声がつくつくぼうしになり、それも消えつつあります。去りゆく夏を惜しみつつ、秋の気配を感じてみましょうか。
 今回は、アメリカ映画史の中でも名作中の名作と言われている1942年の『カサブランカ』です。主演は20世紀を代表する大女優の一人、イングリッド・バーグマンとハードボイルドな魅力のボギーことハンフリー・ボガード。第2次世界大戦を背景に、愛国心と真実の愛を守って恋を諦めた、切羽詰まった人々の様子が見事に描かれていて、名作として長い年月を生き残ったのがよくわかります。
 フランス自治区であるモロッコの都市カサブランカでリック(ボギー)の経営している酒場には、多くの亡命者がパスポートを求めてやってきます。アメリカ人のリックは、反ドイツの立場から、多くの亡命者の手助けをしていました。表向きは商売として。そんな時に、レジスタンス活動家の大物ラズロ(ポール・ヘンリード)が女性を伴って現れます。その女性は、かつてパリでリックと恋愛関係になりながら、忽然と姿を消したイルザ(バーグマン)でした。リックにとって忘れたくても忘れられない人物です。ラズロはドイツ軍の収容所から逃亡していて亡命しないと命が危ない。リックは丁度、ある男から重要な通行証を預かったばかりでした。このあたりの裏取引や利権屋達のうごめく世界の描写が見事です。イルザはリックを訪ね、夫であるラズロを助けて欲しい。パリでの恋愛は真実だった。今もリックを愛している。と訴えます。パリで突然姿を消したイルザに裏切られたと、怒っていたリックはラズロを助けるのを拒みますが・・・・・・・・・
 酒場でゲシュタポ達が傍若無人に大声で合唱をしているとき、ラズロがフランス国歌を歌い始めます。その場にいるフランス人は嬉々として合唱に加わり、楽団も一緒についにはドイツの歌を負かしてしまいます。
音楽の持つ力、国歌がいかに人々に愛され、勇気づけ、重大な意味を持つかを知らしめる名シーンです。ゲシュタポの将校はラズロの危険性を再認識し、決して亡命させられないと、決意します。
 リックも、おそらくここで、ラズロを死なせてはならないことを理解したのでしょう。そしてあの空港でのラストのどんでん返しにつながっていきます。「時の過ぎ行くままに」は、リックとイルザの愛のテーマで、二人の恋愛を示す重要な場面で繰り返し流れます。音楽を担当したのはあの「風と共に去りぬ」で有名なマックス・スタイナーですが、「時の~」は流行歌でした。素晴らしい選曲、素晴らしい編曲、効果抜群の挿入で、永遠の名曲にたらしめました。この曲を聴くと、リックとイルザの悲恋が目に浮かび、また温かい気持ちにもなるので不思議ですね。イングリッド・バーグマン。北欧出身のこの大女優は、大変美しく、威厳もあり、温かい瞳を持っていました。目の光だけで心を現すことのできる稀有な人でした。リックの名セリフ「君の瞳に乾杯!」 「時の過ぎ行くままに」はガルボの演奏でお聴きいただけます。紙面掲載のQRコードをお試し下さい。


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ブログを書いた人
Garbo(ガルボ)
 Viola(ヴィオラ)とPiano(ピアノ)のデュオ。2005年より「魅惑の映画音楽」シリーズのコンサートを企画、開催中。気軽に映画音楽に親しんで頂きたいとの思いから低料金の入場料でコンサートを行っている。  映画の話はキネマ旬報社「映画検定」2級の長沼靖子が担当。映画検定2級は映画監督や映画の専門職でも保持者は少ない難関の検定。長年培ってきた映画に対する知識を総動員し、書物でも本格的に調べているトークは定評がある。
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