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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2020.12.16

異業種リレーの「わ」No.708 株式会社 保険相談室 代表取締役 栗原 大祐さん

今回は、「株式会社 ビックス」代表取締役社長、西迫 亨さんのご紹介により、「株式会社 保険相談室(福山市沖野上町6-17-6  TEL:084-983-2723)」代表取締役、栗原 大祐さんに登場願いました。


 

保険は人と企業を豊かにするためにある

 

過酷な営業経験を糧に

 保険代理業で独立して来年で10年目。生命保険をメインに損害保険、医療保険、学資保険など多数取り扱っています。拠点は紅葉町、赤坂町を経て2018年に現在の沖野上町に移し、その頃から営業1人、事務員2人を雇用しています。

 大学では経済学を専攻。資産運用や投資のように〝お金に働いてもらう仕組み〟を知りたくて、関西で証券会社に入社しました。当時は好待遇を夢見て奮闘しましたが、折しもリーマンショックの翌年。世界中で株価が大暴落する中ですから、1日200〜300件のテレアポと自転車での飛び込み営業をいくら繰り返したところで株の話に耳を傾けてくれるのは1人か2人です。1年半後には「もっと必要とされるものを売りたい」と思い始め、当時扱っていた損害保険へと気持ちが傾いていきました。

 福山で仕切り直すことにし、最初の3年は研修生制度を活用して給料をもらいながら修行しました。3か月おきのノルマを達成できなければ即クビという、ここも厳しい世界でしたが、前職ほどの過酷さは感じませんでした。とはいえ、当時の同期116人中、独立まで漕ぎ着けたのは18人、うち代理店として今も機能しているのは一桁なので、容易に生き残れないことは確かです。


…ビジネスマッチングが武器に

 研修生時代、メインに取り扱ったのは自動車保険でした。願い通り、多くの人に必要とされるものでしたが、皆さん大概、知人を通して加入しているので、なかなか保険会社を乗り換えてはくれません。そこで個人への営業は諦めて、企業への飛び込みに切り替えたのです。証券マン時代に根性はかなり鍛えられので企業訪問は得意の得意です。目標は1日50社。社員用の労災上乗せ保険のように、あまり知られていない特典を紹介して回ったことが功を奏しました。20代半ばで、福山の中小企業は全て回り切ったと言えるほどになっていました。

 研修生2年目で個人事業主になりましたが、気持ち的には紅葉町に事務所を構えた27歳のときが、本当の意味でのスタートだと思っています。その頃、損害保険だけでは収益が見込めず、ファイナンシャルプランニング技能士2級や住宅ローンアドバイザーなどの資格を取って、住まいのFP相談も始めました。それでも満足のいく売上にはほど遠く、生命保険に力を入れ始めてやっと勢いが生まれ、30歳を前に、自分が納得する売上に到達しました。

 これに関しては、地道に地元企業を開拓したご褒美だと思っています。様々な企業の事業内容を把握していたので、ビジネスマッチングという強みが生まれました。お客様の増収増益に協力した上で、保険に入っていただくという、究極のパートナーシップを結べるようになったのです。この頃から、この仕事は私という人間を買っていただく商売だと思うようになりました。


…知恵を絞り、次の一手へ

 順風満帆のようで、実は生命保険も頭打ちしています。2年目以降の手数料が薄くなる生保には新規開拓が欠かせません。しかし私は昨年、全ての既存のお客様への紹介をし終えたので、今年は新たな出会いを探すためにセミナーを頑張るつもりでした。そこへコロナです。人を集めにくくなってしまいました。数年前、業界での生き残りを考えて規模を拡大する準備としてスタッフを抱えたところに、この事態です。責任も大きくなっているので厳しいですが、これも時代の流れ、腹を据えて知恵を絞ります。

 今、多くの人の意識が貯金から投資へと変わってきているので、今後は保険を一つの投資手段として選ぶ人が増えるでしょう。中には、貯蓄と資産運用ができて、運用益を解約時に上乗せできる、お得な保険もあります。そのために私は資産形成につながる助言もしています。ウィズコロナ、アフターコロナにおいても、保険を通して多くの方が豊かになれるよう、時代に求められる商品を見つけ、地道に提案していきます。

異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは