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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2020.11.4

異業種リレーの「わ」No.704 ネイルサロン coast 代表 山口 萌香さん

今回は、「押忍テリア」代表、福島 直道さんのご紹介により、「ネイルサロン coast(福山市水呑町4004-3 2F  TEL:084-971-2011)」代表、山口 萌香さんに登場願いました。

 

ネイルなら繊細な手描きもトレンドも任せて

 

…高2で起業を想い描く

 コーストは美容室の2階にあるネイルサロンで今週3周年を迎えました。私ともう1人、業務委託契約を結んだ女性がスタッフです。店内は白を基調にティファニーブルーの壁を差し色にし、大好きな海を感じられる海岸沿いを演出しました。

 近年のネイルは地爪を生かしたショートが主流。当店でもジェルネイルが主軸で、長さを出すスカルプや自分でも落とせるマニキュアは1割程度です。強みは繊細なネイルアートが得意なこと。レースや植物模様などを描いたエレガントなものから、アニメや絵本のキャラクターを描いたポップなものまで対応できます。また、曖昧な色とデザインを掛け合わせた、トレンドのニュアンスネイルもお任せください。

 昔から勉強よりオシャレに興味があり、中3のときにお年玉でジェルネイルキットを購入。当時は上手くできず放置していましたが、高校に入ってネイル熱が再燃しました。その頃の私は、髪も巻いていて先生からよく叱られましたが、高2の進路選択で、オシャレが仕事になる道があることを示してくれたのも先生でした。友達はもちろん、反対すると思っていた母まで応援してくれたことで、「ネイリストとして絶対に食べていけるようになる!」と決意。倉敷の専門学校に通い、ネイリスト技能とジェルネイル検定の全階級と衛生管理士資格を取得しました。

 卒業後は福山で一番忙しいと言われるサロンに就職。パーツ盛り放題のシステムで毎日5~7人を施術する環境に1年半ほど身を置き、技術面、接客面ともに鍛えてもらいました。やがて自分のしたいネイルが定まり始めた頃、行き付けの美容師さんが「うちの2階で店をしたら?」と一言。それが起業のきっかけになりました。



…若さがコンプレックスに

 とはいえ、当時まだ21歳。友達はみんな学生なのに独立はさすがに早すぎると思い、一度は断りました。けれど何度も背中を押してもらって、ようやく一歩踏み出せました。その方のDIY知識のおかげで少ない貯金でも何とか開業でき、その2か月後には成人式を迎えた高校時代の後輩たちがこぞって予約してくれて、彼女たちのSNSや総合予約サイトなどを通して認知してもらえるようになりました。

 最初は、収入と支出のバランスを取るのに苦労しました。入ってきたお金は税金と必要経費に消えてしまい、愕然としたものです。若いが故に社会的信用も低く、心ない言葉に傷つくこともありました。対面したときに年齢を聞かれるのが怖かったです。開業後にフットケア理論検定の資格を取ったのも、そうした不安からでした。足の爪の健康状態を見極めた助言もできるようになって、お客様に安心して通ってもらえるサロンにしたかったのです。独立したからには全てが自分の責任で誰のせいにもできません。今でも不安はありますが、2度、3度と通ってくれるお客様に支えられて自信がつき、強くなれました。


…ママになって思うこと

 今年はコロナによる営業自粛に続き、夏は長男出産のため産休に入りました。そうした特別な時間があって改めて、周りの存在の大きさに気付きました。お客様やスタッフ、家族、友人の応援があるからこそ、子育てができ、仕事に戻ることもできたのだと。ただ好きなだけでは仕事は成り立たないので、ここまで来られたことに心から感謝しています。夫も支えてくれています。共働きで彼も疲れているのに家事を何でも快く引き受けてくれて、ここまで私の仕事への思いも理解して協力してくれる男性はいないなと、頭が下がる思いでいます。

 ママになった今は施術中にお客様とリアルな子育てトークもできています。今後はベビーグッズを参考に、見るだけで元気になれるオリジナルデザインにも挑戦し、お客様に喜ばれるネイルを考えたいです。

 コロナ渦の飲食業は過酷の極みですが、泣き言は言いません。飲食店はお客様に楽しんでもらう場所、スタッフも心地よく働ける場所でなくてはいけないので、トップである自分が前向きでいなければ。今後も衛生面においてだけネガティブに想像して防衛し、それ以外はポジティブに受け止めます。コロナが落ち着くことを祈るより、コロナでも来てもらえる店になるには何が足りないか、それを常に考え、新生活様式のなかで生き抜くスタイルを見つけたいです。

異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは