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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2020.9.23

異業種リレーの「わ」No.700 colorple デザイナー 倉田 倫江さん

今回は、「横山整体院」の院長 横山 健太さんからのご紹介ご紹介により、「colorple(福山市今町3-23 2F MAIL colorple.non.93@gmail.com)」デザイナー 倉田 倫江 さんに登場願いました。


豊かな色彩と良質な素材で着る人を幸せに

 

…受注販売で独り立ち

 カラプルは2018年に私が立ち上げた、「上質なおとなカジュアル」を演出するファッションブランドです。今町のコミュニティハウス「アンブレラ」の2階を拠点とし、相性の良い古いミシンを相棒に創作活動に勤しんでいます。店頭販売はせず、受注販売が基本です。年2回開く展示会で新作を発表し、注文していただいた商品を、その人に合うサイズで縫い上げ、だいたい2か月後にお届けしています。アトリエとウエブショップでは随時注文を受けています。

 30〜60代の男女をターゲットに、シャツ、パンツ、コートのほか、バッグやアクセサリーなども展開し、デザイン、縫製・製作、販売を私一人で手がけています。生地の風合いを大切に、着心地の良さを追求し、手間を惜しまず仕立るのが私のポリシーです。化学繊維の生地を使って蛍光色の服を作ることもありますが、基本的には服を縫った後で私の好みを知る染屋さんに預け、納得のいく色に染めてもらいます。また、メンズの要素をレディースに取り入れるのが得意なので、性別を問わない商品が多いです。

 先月、西町のビルの一角で開いた展示会では、コットン100%のシャツとワンピースコート、異素材を組み合わせたロングスカート、メンズのチノパンなど約30点を発表しました。3密を回避するため時間と人数を制限しましたが、県内外から多くの方が足を運んでくださいました。


…パリコレブランドに携わって

 広島市のファッション専門学校に通っていたときは、小中高の12年間、新体操に没頭していたのもあって、踊る人の衣装を作るつもりでした。しかし卒業後、福山の縫製会社に就職したことで、現在の路線に変わりました。そこは主にデニムを扱う会社で、世界的ハイブランドの指定工場でもあり、今縫っている服が数日後にパリコレで発表されるという夢の世界が広がっていました。独立するまでの10年間、ここに身を置き、生地の良し悪しや作り込まれたディテール、気品を感じるラインなど、ハイクラスの知識を吸収しました。私の仕事はブランドの仕様書を読み解き、縫い手に伝えることだったので、ブランドと直接やりとりしたり、ときにはデザイナーからアイデアを求められたりと、贅沢すぎるほど貴重な経験をさせてもらいました。一方で、大好きな縫い仕事をする時間は少なく、プライベートで好きな服を作っては友人たちと手作りイベントに出品して楽しんでいました。

 最後の3年間は、会社の新部署のリメイクショップの店長を任され、受注も縫製も接客も売上管理も、全て一人でしていました。やがて、自分の作りたい服で独り立ちしたいと考えるようになり、退職してカラプルを設立。けれど、最初の1年は不安も大きく、方向性を探りながら過ごしていましたね。本格的に動き始めたのは2019年1月からです。


…芽生えたブランドの自覚

 カラプルという名前は、学生のときから決めていました。「カラー」と「ピープル」をくっつけた造語で、「色を纏う人々」という意味を持たせています。豊かな色彩と肌触りの良い素材を自由に組み合わせて、色で遊ぶ楽しさを全身で感じ取ってもらえたら。そんな願いを込めています。

 この1年で少しずつ、ブランドとしての自覚が芽生えてきました。お客様からの依頼もサイズや規格修正ばかりではなく、「このデザインのまま着たいから、服が届くまでに頑張って体型を維持するね」と言ってもらえることも増えました。服からダイエットや健康維持にもつながることが嬉しくて、すごく励みになっています。

 カラプルは、ようやく歩き始めたばかりです。日常を彩るブランドとして、これからも多くの人に選ばれるように、そして纏った人が〝幸せ気分〟に浸れるように、焦らずしっかりと育てていきたいと思います。

異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは