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Human Close Up 顔

特集・読み物


2020.9.23

ー 日常に、ちょっとした驚きと感動をー 喫茶は小さなエンターテイメント



KISSA BIYORI  喫茶日和
店主
藤本 和則 さん(43)


からだにやさしく居心地もよく
 喫茶日和。晴れでも雨でも、いつだって喫茶をするのにちょうどいい。「お茶を飲みたいな、と思ったときにいつでも日常的に使ってもらえたら」。店主の藤本さんがそう願って、先月21日にオープンしたばかりのこの店は、白い壁に木目をいかした内装が特徴的な明るい雰囲気。藤本さん夫妻が気さくに迎えてくれて、いつだって居心地がいい。
 フードメニューのコンセプトは「自分の子どもに食べさせても大丈夫なもの」。もうすぐ3歳になる娘さんのことを考えながら作る。名物《クリームワッフル》は、生乳だけのフレッシュクリームを使い、てんさい糖のやさしい甘味を加えたクリームを添えたもの。《自家製ベシャメルソースのマカロニグラタン》は、牛乳、小麦粉、バターを元に丁寧に仕込む。ちょっと珍しい《アールグレー紅茶ゼリー》は、カラメルビスケットを敷き詰め、フェアトレードの有機茶葉から抽出した紅茶のゼリーを乗せた。「可能な限り手作りしています。添加物も基本的に使っていないので、安心して召し上がってください」。また、小学生までのキッズモーニング・ランチも準備し、「もっと小さいお子様には、おとなの分をシェアしてもらってもいいですよ」と融通が利くので、子育て世代にも嬉しい。


映画関係からの転職
 藤本さんは府中市の出身で、3年前まではフューレックに約15年在籍し、映画館勤務や総務、人事に携わった。大黒座の閉館にまつわる不思議な物語を描いた『シネマの天使』(2015年11月公開)にもセリフ付のエキストラで出演しており、「映画館の仕事は印象深い、楽しい経験でした」と回想する。同社は商店街との関係も深く、総務として関わりも多かったという藤本さん。「自分でも気付かないうちに店を営む仕事に気持ちが傾いていたと思います。40歳を前に改めて、自分は何がやりたいのか?と自問して、スパッと退職を決めました」。


瞬間のリアクションのために
 喫茶店は大学4年間のアルバイト経験があり、好きな分野。前職も飲食店経営のある会社で、無縁ではない。「40歳からでも、勉強すればきっとできる」。夢に賛成してくれた妻の応援を力に、コーヒー店や喫茶店の厨房に入り、約20年ぶりのアルバイトに励んだ。「3年間の収入は会社員時代の半分ほどでしたが、目標に向かってあっという間で、充実していました」。
 フューレック時代のおかげで、今に通じる感覚もできたという。「ひと目見て、わぁ美味しそぉ! ひとくち食べて、これ美味しいッ! そんなリアクションを引き出すために、小さな驚き、小さな感動をしかけています。喫茶も日常にある、ちょっとしたエンターテイメントなんです」と。余裕ができたら、今度は観客席でゆっくり映画を観たいそう。それがまた、新しい驚きと感動創りにいかされていくのだろう。


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KISSA BIYORI  喫茶日和
福山市神辺町十九軒屋298-6 TEL:084-919-0278

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