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Human Close Up 顔

特集・読み物


2020.9.16

ー マイクロツーリズムに光ー 人をつないで観光を創造する



福山サービスセンター itoh
代表取締役 社長
伊藤  匡 さん(48)


人脈を大事に、楽しさを追求
 伊藤匡さんが代表を務める福山サービスセンターイトウは、昭和57年に父の延さんが興した旅行サービス手配の総合案内所。旅館やホテルといった提携宿泊施設のチラシやパンフレット、企画書などを手に、ツアーを開催する旅行会社やバス会社などに売り込み、旅行客を誘致する仕事だ。
 開業時のことは、当時小学5年生だった匡さんの記憶にも残っている。「今この会社がある場所で、両親が喫茶店を営んでいました。あるときその一角に仕切りができて、相談のようなことを始めたのが、会社のスタートでした」。匡さんが加わったのは、大学卒業後に就職した、イベント系会社を経てから。親子で労を惜しまず築いた人間関係と楽しいアイデアの提案やアドバイスを強みに、団体旅行ブームという右肩上がりの波に乗って成長を続けた。社長を受け継ぎ6年になる。


何を観るかより、何をするか
 匡さんの代になって特に力を入れるのは、オリジナルの旅行企画。ツアーを利用した人だけが体験できる特典をメインにプロデュースしている。例えば、大島能楽堂で演者から美しい所作を学ぶ。日本妖怪博物館と絡ませた企画で、特別な紙芝居を見る。食事はこのツアーだけの限定…。「一度行った場所でも行ってみたくなるような、地元の人ですら体験したことがないツアーにしたいですね。お客様と開催地域、旅行代理店を結び、誰もが喜ぶように三方良しのこの仕事は、観光創造業だという自負があります」。何を観るかより、そこで何ができるか、着地型の提案は、現地の人とのつながりなしではできない。「そういうところは、親から受け継いだDNAなのかもしれないですね」。


口角を上げていこう!
 とはいえコロナ前と比べると、売上げは90%ダウン。にも関わらず匡さんの表情は明るい。「悲痛な顔をしても状況は変わらない。ならば口角を上げて笑顔でいよう! そう思うんです。さすがに無策ではありませんが」。
マイクロツーリズムへの流れを敏感に感じ取り、昨年、地域限定旅行業の登録もおりている。「幸い一筋の光が見えています。コロナは、ニーズを加速させたに過ぎないのかもしれません」。つい最近も《都春日のディナー+タクシー送迎プラン》を打ち出したばかり。県から1人最大1万5千円の補助が出ることを強みにした、安心かつ超お得な、今どきの非日常型旅行だ。
 目指すは親子3代100年企業。「今の社員を一人も削減せず乗り切り、2人の息子が後を継ぎたいと願う会社にしたいですね」。趣味であるシーカヤック上での魚釣りも「自分で漕ぐのが良い。何歳になっても動ける体でいたい」と意識が高い。「今の状況もやがて、常に順風満帆ではなかった、と語れる時がくる。必ず感動材料にします!」と笑顔で決意を口にした。


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福山サービスセンター itoh
福山市三吉町南1-11-30 TEL:084-923-2022

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