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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2020.6.24

異業種リレーの「わ」No.691 片山建設株式会社 代表 片山 雄一朗さん


今回は、「鉄板焼居酒屋 わっしょい。」代表取締役、入江 静樹さんのご紹介により、「片山建設株式会社(福山市東川口町5-7-8 TEL:084-983-3448)」代表、片山 雄一朗さんに登場願いました。


感性を磨き、自社をブランディングする


弟子を得て成長

 建設業界に入って今年で17年目です。一人親方を経て、私が興した弊社では、一般住宅にオフィス、店舗など様々な建築物の新築、リフォームを承っております。特に今は、年配のお客様からのリフォームの依頼が多いですね。経年劣化した台所や風呂場の改修、室内のバリアフリー化が主です。

 20代前半まではフリーターとして花屋や警備員、飲食店などで働いていました。しかし、友人たちが建設業界で逞しくなっていく姿を見て、羨ましく思うと同時に根無し草の自分を恥じるようになり、一人親方をしていた父に無理を言って弟子入りしました。ただ、その教えはスパルタそのもの。自分から言い出しただけに逃げるわけにもいかず、反発しながらも、道具の扱い方や工法などを覚え、2006年に一人親方として独立しました。そして、2012年には個人事業主として開業。その頃、15歳の弟子を抱えていたのですが、自分が指導する立場になって初めて、父がなぜあれほど厳しかったか理解できました。むしろ、あの程度でよく堪えてくれたと思うほど、当時の私の姿勢は本当に情けないものでした。この気付きから自分の成長が始まったと思います。


一人よりチームで働く

 人を雇用してチームとして動く道を考えるようになったきっかけは、弟子が入ったからというより、自分一人で働くことへの限界を感じたからでした。

 父の業態柄、コーポやアパートなどの集合住宅の工事経験しかなく、展望もなかった私は、30歳を目前に「一人で年間1千万円稼ぐ」という、かなりハードルの高い目標を掲げました。そして、やみくもに働き、3年目に目標をクリア。あの瞬間は最高に嬉しかったのですが、その反面、働き詰めたせいで身体はボロボロになり、病院で痛み止めを打ちながら現場に通う毎日…。ある日、「健康でなくては仕事ができなくなる」と突然怖くなりました。そして、無茶をしすぎないように、また、自分の事情に関わらず、受けた仕事を確実に遂行していくため、チームとして働く方向へとシフトしていったのです。

 その頃、住宅のリフォームも少しずつ受け始めていました。新しい現場を体験できることが嬉しくて、あらゆる住宅の構造を見て触れて学び、空いた時間は建築関係の本を読み漁って知見を広めました。いつの間にか、この仕事が本当に好きだと思えるようになっていましたね。2018年に法人化、今は見習い社員を育てながら、一人親方3人と契約しています。


「好き」を強みに

 現在の目標は、選んでもらえる企業になることです。私の好きなこと、得意なことを、弊社のカラーとして打ち出した家づくりを提案していきたいです。

 イメージをあげるとしたら、ヴィンテージ、アンティーク、インダストリアル、ブルックリンスタイル、ミニマムといったところでしょうか。私自身、鉄と木材を基調にしたスタイリッシュであたたかみのあるデザインや、レトロで無骨なデザインが好きで、同じ嗜好のお客様に出会ったときは腕が鳴ります。ここ4〜5年は、アンティーク調の木材を敷き詰めたフロアや、水道パイプで作ったドアの取手、古い滑車を使った吊るしランプなどを手作りしてきました。

 今年、会社を自宅から東川口町に移し、今はそこに、弊社のカラーがひと目でわかるような事務所を手作りしているところです。将来的には、オリジナルデザインのドアや小物の製品化も考えています。独自商品で自社をブランディングし、大工工事と木工加工の2本柱で成り立つようにしたいです。やるべきことを整理するため、リミットは5年以内と決めました。実現に向け、今以上に出会いを増やし、縁を引き寄せられるように自分自身を磨いていきます。

異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは