ぷれこweb
ぷれこサイト内検索!
Loading

Prekoトップページ > 異業種リレーの『わ』 > 異業種リレーの「わ」No.689 RASH CUSTOMS オーナー 米本 利在 さん
異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2020.6.3

異業種リレーの「わ」No.689 RASH CUSTOMS オーナー 米本 利在 さん


今回は、「有限会社暁工業」代表取締役、助迫仁さんのご紹介により、「RASH CUSTOMS(福山市大門町4-17-7 TEL:084-945-0205)」オーナー、米本 利在さんに登場願いました。


ハーレーが〝生涯の相棒〟であり続けるように

 

理想のHDに出会える店

 当店はハーレーダビッドソン(以下HD)専門のバイクショップで、販売、修理、整備、カスタムなどHDに関することなら何でも承ります。20代から10年間、HDディーラーで培った経験を活かし、2007年に開業しました。きっかけは、慕っていた先輩が広島市で開業したことでした。私も独立して、備後でも数少ない、新旧のHDを直せる専門店をつくっていこうと思いました。

 HDはバイクの中でも最高級。旧車の部品は今でも生産されているので、きちんと直せば一生乗れます。また、馬に乗っているかのような独特な鼓動感を味わえるのが『鉄馬』と呼ばれる所以で、国産車や新しいHDでは味わうことができません。価格は100万円未満から1千万円までと幅広く、当店では40~80年代のヴィンテージから現行のインジェクション車(燃料噴射装置搭載車)まで展示販売はもちろん、委託販売やご希望の車両探しまでいたします。 福山にいながら様々な時代のHDに触れられるので、自分がイメージする1台にきっと出会えます。また、立ち寄るライダーからも色々な情報を受け取れますよ。私とスタッフもHDライダー。看板犬のミニチュアダックスフンドもお出迎えします。


絶対に直す、を信条に

 18歳で免許を取って国産車2台を乗り継ぎ、21歳頃に念願のHD、ボロボロでしたが91年式スポーツスターを60万円で購入しました。独立後、79年式と50年式のFLH(1200cc)を乗り継ぎ、今は42年式サイドバルブと07年式スポーツスターの2台を所有しています。07年式は、燃料装置がアナログからデジタルに変わった型で、電子制御の構造と仕組みを勉強するために手に入れました。

 私は「売るからには絶対に直す」ことを信条としています。HDは旅の相棒でもあり、旅先での故障時に直してもらえることがどれほど有難いか、私も経験したのでよくわかります。だからこそ、旧車でも新車でも、不具合箇所を分解、検証し、正しく修理する腕を磨いてきました。この20年間の分解整備台数はトップクラスと自負できます。しっかり直し、車両の特性を伝えることで、「旧車は修理がつきもの」という印象が消えたと喜ぶお客様も増えました。

 もう10年になるサーキット経験も、メンテナンスに大いに生きています。公道より過酷な状況で走ることで、車両本来の能力と自分の修理能力、精度まで確認できます。お客様に、裏付けありきの提案型修理ができる強みが加わりました。


楽しみ方を広げる

 2010年から8年ほど、国内でハーレーブームが続きました。理由に、法改正で大型二輪免許が取得しやすくなったこと、長期ローンの誕生、カスタム型HDの流行の再燃などが挙げられます。おかげで、20〜30代の若いライダーが増えました。同時に、50〜60代のリターンライダーの増加も、ブームを後押しする形に。子育てが終わり金銭的にも時間的にも余裕ができた元ライダーが、再び戻ってきたのです。バイクは完全に嗜好品で、特にHDは生活環境によって手放されやすいです。しかし、裏を返せば、本当に好きだから乗り続けていると言えます。お客様が大切にしてきた趣味の世界を、私が手助けできていることがとても嬉しいです。

 これまでに何度か本場米国を訪ね、レースやショップ、名所など、HD関連の場所を巡って参りました。また、3年前の開業10周年の際には、HDの聖地として名高いサウスダコタ州スタージスで開催される、80年の歴史があるHDイベントでのキャンプツアーを企画、お客様とともに約100万人のライダーたちの熱量を肌で感じながら満喫しました。今後もこうした経験、人脈をベースに、有益な情報をフィードバックし、お客様にワクワクしてもらえる店であり続けたいです。

異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは