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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2020.4.22

異業種リレーの「わ」No.685 中華そば 棗 店主 岡本 隆志 さん


今回は、「藤福建設有限会社」代表取締役、藤井 宏幸さんのご紹介により、「中華そば 棗(福山市駅家町万能倉1255-1 TEL:084-982-7536)」店主、岡本 隆志さんに登場願いました。


売りは自分! 名物は「中華そば」と「からあげ」です

 

インパクトが武器

 「あの芸人さんに似てるね」と、あんまり言われるんで、人気にあやかることにしました。当店の売りは、この僕です!ねじりハチマキと法被はPR用のユニフォーム。これで幟旗を持って歩くと、強烈なインパクトを残せます。

 ファストフードチェーンで15年雇われ店長を経て一念発起。宝町の「らーめん まるよし」で修行し、2016年6月、北部市民センターのすぐ東側で開業しました。看板メニューは鶏だしをベースにした、あっさり醤油味の中華そば。麺は平麺です。特にご年配の方に「懐かしい味だ」と喜ばれています。それと同等か、それ以上に人気なのが、カリッカリでザックザクのからあげ。これは、うちと師匠の店でしか食べられません。初めて食べたときは衝撃的でした。衣に何を使っているの?とよく聞かれますが、絶対に教えられません。まだ食べたことがない人は食べに来てほしいです。

 店内はカウンター4席を含め全18席。ラーメンは色々開発してきましたが、今は中華そばと焼豚麺、唐辛子が効いた「棗そば」など5種類。焼豚、メンマは自家製です。からあげや揚げ餃子といった一品ものや、焼豚丼などのご飯ものは開店当初からの定番。食後に無料で回せるガチャガチャも定番です。次回来店時に使える、味玉やからあげ、替え玉などのサービス券が出てきます。


崖っぷちから生還

 売上が少しずつ伸びる幸せを味わえたのは、最初の3か月だけ。近所にラーメンチェーン店ができたとたんに赤字に転落し、貯金もすぐに底をつきました。なけなしのお金で宣伝したり、妻の手作りチラシを配ったりしましたが改善せず…。生きる気力も無くしていたとき、あるお客様が「正直、今どう?」と声を掛けてくれたんです。近所のパソコン教室の先生でした。来客状況も見えていて、心配してくれていたんです。「今はラーメンを作るより、これが仕事と思って毎日して」。そう言って勧められたのがフェイスブックでした。SNS活用セミナーの講師も紹介してくれ、自分をオープンにすることでファンが増えることを学びました。そこからですね。この見た目を売り出そうと決めたのは。メガネを黒縁に変え、法被姿で出歩き、話題に上がることは何でもしました。それをSNSに上げる度に食べに来てくれる人が増え、なんとか立ち直れました。

 先生の声掛けがなければ、店は消えていました。自分もそうだったかも。先生は「ラーメンを食わせてくれたらいいから」と、幟旗や写真つきのメニュー表も無償で作ってくれ、辛さを選べる激辛ラーメン「赤んやつ」の開発にも力を貸してくれました。それまでは、本気で心配してくれる他人がいるなんて考えたこともありませんでした。先生は僕の人生観ごと変えてくれました。だから今は僕も、困っている人を見たら自然に体が動きます。そうすることがきっと、先生への恩返しになるとも思っています。


未来を創るため

 今月頭に、新作「棗流 尾道中華そば」をメニューに加えました。魚介の風味が強い、こってりラーメンです。しかし、新型コロナ感染拡大による政府の外出自粛要請の影響を受け、まだほとんど食べていただいておりません。急きょ、からあげをはじめとする単品や、丼ものの持帰りを始めましたが、麺はどうしてものびるので、納得のいく方法が見つかるまでラーメンは店内食のみにしています。

 うちだけではありませんが、本当に大打撃です。オープン直後の危機よりずっと酷いですよ。でも、一度どん底を味わっているので、あの時とは考え方が違います。できること、やるべきことに、片っぱしから挑戦してみるつもりです。失敗したら、また次を考えればいい。これからする努力は、これまでしてきた努力より、もっとレベルの高いもののはずだから、事態が終息したときに、絶対に良いカタチになる。そう信じて、気合を入れて頑張りますよ。ワッショイ!

異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは