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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2020.3.25

異業種リレーの「わ」No.682 湯浅整骨院・鍼・薬局 開設者 湯浅 光範さん

今回は、「花工房 花の箱」花職人、谷本 憲正さんのご紹介により、「湯浅整骨院・鍼・薬局(福山市西深津町6-13-17 TEL:084-925-5520 )」開設者、湯浅 光範さんに登場願いました。

 

整骨、鍼灸、薬剤、3分野のトータルケアが強み

 

妻と開業し38年目
 私は柔道整復師で鍼灸師、妻の裕美は鍼灸師で薬剤師でもあります。国家資格を2つずつ持った2人で、1982年に当院を開業しました。柔整師として捻挫、骨折、脱臼のほか、交通事故の自賠責保険や労災保険が適応される施術などにも対応しながら、鍼灸師として鍼で患者さんの自然治癒力を高め、さらに妻が調剤した薬でも治す。この3分野のトータルケアで、40年近くやってきました。

 例えば、捻挫を施術する場合、まずは患部の固定や湿布貼りから始めます。湿布は開業以来、私が手作りした、しっかり冷やせるものを使っています。患部を固定し正しい位置に調整していきますが、その間に落ちてしまった筋力はリハビリで戻します。院内には約20の医療機器があって、レーザーや極超短波、電磁波などを用いた物理療法、首や腰を引っ張って骨の圧迫を軽減させる牽引療法など、患者さんに最適な方法を探りながら、場合によっては鍼や妻が調剤した薬も使って、1日でも早く、しんどい状況から解放されるようサポートします。もちろん、食事や運動のアドバイスも怠りません。

 警戒心の強いお子様に接する時や、ケガの箇所によっては、女性が対応したほうが安心してもらえる場合もあります。その時は妻の出番です。


最初の患者は小学生
 プライベートでは柔道七段、指導者でもあります。主に小・中学生を指導していますが、生徒さんの中には、57歳で柔道を始めて10年以上通われている方もいて、私自身が元気をもらっています。

 幼い頃から柔道一本で、選手として稽古に励み、指導者の道も目指しました。そして、日本体育大学に在学中、応急処置の知識があれば将来役立つだろうと考え、柔整師を育てる専門校に通ったことで、この業界の入口に立ちました。その後、東京と広島市で計6年、権威ある医師や柔整師のもとで修行。21歳で柔整師の資格を取りました。鍼灸師の資格は、整形外科に勤務していた時に鍼の力で多くの人が笑顔になっていく様子を目の当たりにして取ろうと決めました。働きながら通った専門学校で妻と出会い、結婚した年に独立、開業しました。

 開院時のことはよく覚えています。最初の患者さんは上腕骨顆上骨折した小学生の女の子でした。当院の看板を見てお母さんと立ち寄ってくれたのですが、それが開業日の前日で。妻と驚きながらも丁寧に対応し、何度か通ってもらううちにすっかり回復、私たちも一緒になって喜びました。彼女は私たちに自信を与えてくれましたね。また、名前が妻と同じだったため、不思議な縁を感じました。今でもふと、元気でいるかなぁと夫婦で懐かしんでいます。


喜びの声を糧に
 当院は自宅も兼ねているので、昼夜を問わず救急にも対応してきました。痛みを訴えている人を見て見ぬふりはできませんから、お正月にぎっくり腰の急患を受けたこともあります。けれど、捻挫や打撲、挫傷なら私たちで施術できますが、骨折や脱臼の場合は医師の同意が必要です。いくら知識とスキルがあっても、私たちは医者ではないので、レントゲンや血液検査はできません。手足の超音波検査は行ないますが、それだけでは患者さんの足首が腫れていても、捻挫なのか骨折なのかを言い切ることはできないのです。そこに難しさや、もどかしさを感じることはありますが、私たちの使命は患者さんの痛みを和らげること。私たちだけで何とかしようと思わず、病院を紹介し、医師の診断をあおぎます。

 還暦を過ぎて、今は引退を考える日もあります。しかし、頼ってくださる方がいるから、元気でいるうちは妻と一緒に頑張りたいと思っています。「膝の痛みが取れて正座できるようになった」「骨折の治りが早かった」などと、患者さんから喜びの声を聞けることが、何より嬉しいですから。



異業種リレーの『わ』

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