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教えて先生!健康百科〜歯科〜

特集・読み物


2020.3.7

No.20 安心して出産を迎えるために ―お口の状態が赤ちゃんに影響します―

 妊娠中の歯科的なリスクを軽視してしまうことで、生まれてくるお子さんや妊婦さんに大きな影響を及ぼす可能性が高まります。より安全な出産やご自身の健康のために、妊婦歯科健診を必ず受診することを強く推奨します。

 小池デンタルクリニックでは小池病院との関連もあって、福山市や福山歯科医師会の実施よりも早くから『妊婦歯科健診』を行い、その重要性を訴えてきました。それでも未だ歯科に健診にいかない妊婦さんも多いので、ここではその重要性について説明していきたいと思います。


● 妊娠と歯周病の病原菌
 妊娠すると女性ホルモンが増加しますが、これが増すと歯周病の病原菌も増え、およそ「5倍」にもなるといった報告もあります。キレイな人の5倍ではなく、普段のご自身の病原菌の5倍です。では普段はキレイといえるでしょうか?「日本人の成人の8割が歯周病」というセリフを聞いたことはないでしょうか。簡単に言えばキレイな人は少数で大多数は歯周病であり、その病原菌が妊娠によって5倍に増えてしまいます。

● 歯周病による影響
 早産・低体重児出産のリスクの増加
 歯周病の病原菌は血管を流れる血液によって全身を移動し、妊娠中の子宮に影響を与え『早産・低体重児出産』のリスクを上げてしまいます。一般に挙げられる喫煙や高齢出産やアルコールといったその他の要因と比較しても非常にリスクが高いと言えます。妊娠中にお口の手入れを行ったからと言って早産や低体重児出産にならないと言い切れるわけではありませんが、もしお口の手入れをさぼって、結果として早産・低体重児出産となったときにイヤな思いを抱きませんか?歯周病によってこういったリスクが上がるのであれば十分な手入れをしておくことでリスクを下げておきたいですよね。

 他にも、虫歯、智歯周囲炎(親知らずの炎症)、口内炎、妊娠性歯周炎、妊娠性エプーリス(歯ぐきの炎症)などが起こりやすくなるため注意しておかないと、歯の寿命を短くする可能性が高まります。

 当クリニックでは7月に小池病院がリニューアルされるのに併せ、小池やすはら小児クリニックと共にひとつの大きな病院へと生まれ変わります。妊婦さんへの連携体制をより強固にし、より安全に出産を迎えられるようこれからも努力し続けていきたいと思います。

教えて先生!健康百科〜歯科〜

◎この記事を書いたのは

小池デンタルクリニック
福山市光南町1-5-23-2F
TEL:084-983-0418