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特集・読み物


2020.2.19

文化を味わうフランス料理店【フランス料理 リュカ】



フランス料理 リュカ
オーナーシェフ
田村 健一 さん(49)


料理プラス本物の絵と音楽を
 およそ10年に及ぶ出張フレンチシェフでファンを増やしてきた田村さんは昨秋、「料理を含めたフランスの文化を楽しめる場所に」と、念願のフランス料理店をオープンした。
 中央公園に隣接する立地で、昼間は半地下の静かな店内に、ほどよい陽光が差し込む。壁には田村さんが集めた石版画。フロア中央にはグランドピアノも置かれている。「絵を見ることも演奏を聞くこともスマホで簡単にできる時代ですが、本物を観て生音を聴いていただける空間にしたくて。奏者を招いたりお客様が弾いてくださったりしながら、身近に感じてもらえたら嬉しいですね」。
 また、昼も夜も心を込めた料理が並ぶ中で、田村さんがすすめる食材は仔羊。「フランスではお祝いなどの〝ハレの日〟に羊を食べる習慣があるんですよ」。香ばしいローストや、とろけるような煮込みで提供しており、「食にまつわる文化も知ってもらえたら」と力を入れている。
 


出張フレンチの草分け的存在
 田村さんは府中市の出身。18歳でウェイターとして飲食業界に飛び込んだ。広島のホテルで洋食部門に配属されて料理を始めたときも、ワインアドバイザーの勉強をしながら機を待ち、「当時西日本一のワインセラーがあった神戸のフランス料理店へ」ウェイターとして転職した。その後、東京にあるフランス人オーナーのお店を紹介され、ここから11年の東京生活の間で、格式高い店から気軽なビストロまで幅広く経験しながら料理の腕を磨き、「ワインと一対」になるような料理も手がけてきた。
 広島に戻ってからは、東京で一時期実践していた出張フレンチのシステムを再構築。「食材を仕込んで、食器類も準備してお客様のところへ行き、到着後1時間程度で火入れや仕上げをします。お客様の負担が極力少なくなるように考えました」。



何度も訪れたくなるお店に
 リピーターも少しずつ増えて軌道にのった。だが同時に、1人でする仕事に限界も見えてきたという。やがて「フランスの文化ごと発信したい」という思いと相まって、自分の店という空間作りにたどり着いたそうだ。
 「ただ…」と田村さんは言葉を継いだ。「評価してくださるのは、お客様なので、私の思いの押し付けでもいけないと思います。一生に1回とか記念日だけではなくて、何度も足を運びたくなるような、そんなお店に育てていきたいです」。ニーズに心を配りながら、特にランチは、カジュアルな価格設定にも努めている。「ちょっと嬉しいときや友人との集まり、デート、パーティなど、どうぞ気軽にご利用くださいね」と例を挙げながら、ゆっくりとした口調で呼びかけた。



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フランス料理 リュカ
福山市明治町1-1 B1    TEL:084-999-5299

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