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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2019.12.4

異業種リレーの「わ」No.672 株式会社 グリーンホーム 顧問 細川 隆文 さん

今回は、「有限会社たかの」顧問、髙野 憲治さんのご紹介により、「株式会社グリーンホーム(福山市神辺町川南1364-4 TEL:084-967-5820 )」顧問、細川 隆文さんに登場願いました。

 

100年後に誉めてもらえる家を造る

 

…家の「価値」とは
 グリーンホームは2018年2月、長年のビジネスパートナーの大工とともに創業した建設会社で、私は営業兼監督、快適な暮らしを実現するためのアドバイザーです。大工2人を雇って新築、リフォーム、リノベーション、古民家再生などを請け負っており、現在、備後地区でアパートを含めた4棟の工事を進めているところです。

 若い頃から様々な業種の営業をしてきましたが、33歳で不動産会社に移り、家造りについて深く考えるようになりました。まず驚いたのは、家に対する海外と日本の価値観の違いでした。世界には家の平均寿命は100年と言われる国もある中、日本は30年持たないと言われ、さらにその価値は、20年もすればほぼゼロになる。何が原因なのだろうと疑問を抱きました。

 その後、自然素材を使う建設会社に転職したことで、その理由が建材にあり、構造にあり、作業工程にもあることを知ったのです。私は100年後に誉めてもらえる家を建てたくて、その会社で自分が納得できる家造りに必要なことを学び、独学で追求し、培った知識を武器に開業しました。


…見えない「材料」の怖さ

この業界に入って思い出したことがあります。17年前、新築アパートに住んでいた頃、原因不明の咳に悩まされ、肌もボロボロになり、円形脱毛症になったことです。古い一軒家に引っ越して治りましたが、あれはシックハウス症候群でした。ちょうど、国内の建造物に使われている壁紙や接着剤などに有害物質が多く含まれていることが取り沙汰され、規制する法律が導入された頃でしたから。

 接着剤は壁、床、天井、全ての面に使われ、家1軒建てるのにドラム缶1本分(200ℓ)が必要と言われます。有害物質の濃度が抑えられた今でも、無害を謳うことはできません。世の中の意識は環境保全へと向けられていますが、私はそんな規模の大きなことより、まずは目の前のお客様の幸せを考えることから始めたかった。ゼロエネルギーハウスより、ゼロアレルギーハウスを建てようと思ったのです。

 そして導入したのが、土壁のような天然壁材MOISS。調湿性と耐火性に優れた身体にやさしい新素材で、ビスで留めるため接着剤は不要。アレルギー軽減対策としても注目されています。強度もあり、結露も生じにくいため、カビやダニの発生も抑制。唯一のデメリットはクロス張りより高価になる点でしたが、工期を短縮しランニングコストを抑えることで、クロス張りとさほど変わらない価格に設定できました。モイスは生活臭も吸収し空気を快適に保つので、新築などに取り入れたお客様から、においのストレスから解放された喜びの声が多く届き、このプランが間違いないものであることを証明してくれています。



…1棟に寄り添うため
 家は誰かが誰かを想う気持ちがあって建つものです。神石高原町にある実家がそうでした。あまり裕福ではなかった我が家は他所より古くボロ家で、小2の頃、会合に出た母が「家をバカにされた」と泣きながら帰ってきたほどでした。その6年後、祖父が遺した山の木を使い、見違えるほど立派な家を建てた父は言いました。「これでもう母さんがバカにされん」─。

 1棟に込められた想いに全身全霊で寄り添うことが我々の仕事です。それを全うするため、今後は自社大工の育成にも力を入れていきたいです。外注に頼るより、図面が描けて電気・水道工事もできる自社大工が数人いるほうが、情熱を共有できて良い家が完成します。もう一つ考えていることは、家族で宿泊できる珪藻土のモデルハウスを神石に建てること。竣工は2021年を予定しています。夏休みや冬休みに田舎遊びを満喫しながら「健康に暮らせて長持ちする家」を体感してもらえるよう、必ず実現させます。

異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは