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Prekoトップページ > 教えて先生!健康百科〜歯科〜 > No.19 黒くなければ虫歯じゃない? ー初期虫歯を知りましょうー
教えて先生!健康百科〜歯科〜

特集・読み物


2019.11.23

No.19 黒くなければ虫歯じゃない? ー初期虫歯を知りましょうー

 健康な歯の状態から皆さんがイメージするような黒くて穴の開いた虫歯の状態になる前に『初期虫歯』と呼ばれる状態があります。テレビや雑誌などでも取り上げられるようになってきていますし、歯磨き剤のCMなどで聞くこともあると思います。では『初期虫歯』とはどんな状態でしょう?

 多くの人は「小さな穴が開いている」「黒い」「歯磨き剤のフッ素で必ず治る」といったイメージを持つのではないでしょうか。『初期虫歯』とは

● 穴が開いていない
●白く濁った色(少し褐色の場合もあり)
● しみる、痛いなどの自覚症状なし
● フッ素で元に戻せる可能性がある(可能性であって絶対ではない)

といった状態です。ですから皆さんの虫歯に対するイメージとは違っていることがわかるかと思います。では皆さんのイメージする虫歯とどう違うのか解説しましょう!

 歯の表面は硬いものですが、食べかすをエサにした虫歯のバイ菌によって攻撃を受けると『脱灰』といって溶け始めてしまいます。この段階ではまだ穴は空いておらず、硬い部分から成分が溶け出し、中がスカスカになり始めている状態です。

 こうした状態の時に歯磨き剤のフッ素の成分が活用して『再石灰化』を促進し、再度歯を硬くしていく作業をします。この『再石灰化』といった言葉は歯磨き剤のCMなどで知っている人も多いかと思います。『脱灰』と『再石灰化』のやりとりのなかで、『再石灰化』の力が勝てばいいのですが、『脱灰』のほうが勝ってしまうと歯はどんどんスカスカになっていき、やがて穴が開いてしまいますし、痛みやしみるなどの症状がでてきます。

 『初期虫歯』の予防を考えるなら『再石灰化』を勝たせるよう、フッ素を含んだ歯磨き剤で日々メンテナンスすることが重要です。しかしフッ素が含まれている歯磨き剤を使っていても、ちゃんと使えてなければ効果は半減してしまいます。しっかり磨けていることも大事ですし、ゆすぎすぎてせっかくのフッ素の成分を少なくしてしまわないようにすることも大切です。初期虫歯は前歯で大きく白濁でもしていればともかく、なかなか自分で見つけることは難しいものです。ですから歯科での定期的なメンテナンスも早期発見には大事な役割となります。

 患者さん自身と歯科医院との二人三脚で『初期虫歯』にならないようがんばっていきましょう!

教えて先生!健康百科〜歯科〜

◎この記事を書いたのは

小池デンタルクリニック
福山市光南町1-5-23-2F
TEL:084-983-0418