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教えて先生!健康百科〜歯科〜

特集・読み物


2019.9.14

No.18 フッ素で虫歯にならない? ー大人にフッ素はしませんよねー


 子どもを歯医者に連れて行き「虫歯予防にフッ素の塗布」をお願いすることがあると思います。では、フッ素を塗布すると虫歯にならなくなるのでしょうか?フッ素を塗れば虫歯にならないのだとしたら、なぜ大人にはフッ素の塗布をしないのでしょう?

 歯磨き粉のCMでもフッ素で『再石灰化を促進』と言っていて、正直よくわからないけれどフッ素が入っているのが歯にいいんだよね?とは思っているでしょう。けれど勧められるのは子どもだけ…これはいったいどういうことでしょう。

 これには理由があります。『フッ素はいったい何をしているのか?』をわかりやすく説明すると理解しやすいでしょう。

 フッ素は、簡単にイメージするなら『歯がやわらかい状態のとき、それを硬くする手助けをする』働きをしています。生えたての乳歯や永久歯は、この『やわらかい状態』に相当し、虫歯のバイ菌からの攻撃に弱い状態です。対して大人の場合は、歯が生えそろって何年も経っていて『硬い状態』になっています。ですから、子どもにフッ素を塗布することは『少しでも早く硬い状態に近づくようにサポートしてあげよう』といったイメージでとらえると分かりやすいかと思います。



 歯が硬くなるのが早まるため、結果として虫歯のバイ菌が歯を溶かしにくくなるわけです。逆に言えば、大人はすでに歯が硬くなっているため、フッ素の塗布は行われないのです。

 では、歯磨き粉にフッ素が含まれるのはなぜでしょう。日常生活の中で飲食等をしていると、たとえば酸性の強い物であれば、歯の表面を脆く(やわらかく)してしまう場合もあるでしょう。当然、虫歯のバイ菌によって同様にやわらかくなっている場合もあります。このやわらかくなった状態を、その都度補強(再石灰化)する手助けをするのが、歯磨き粉の中のフッ素です。歯医者で塗布するフッ素より濃度がうすく、効果は弱くなりますが、日常のサイクルの中でのサポートとしては問題ありません。

 フッ素は、歯をかためるサポート以外にも虫歯のバイ菌の活動を抑える効果もありますが、いずれにしても虫歯にならないわけではありません。フッ素を塗布してもらった後も、しっかりと仕上げ磨きをして健康な口元を維持できるようにする必要がありますのでがんばりましょう!


教えて先生!健康百科〜歯科〜

◎この記事を書いたのは

小池デンタルクリニック
福山市光南町1-5-23-2F
TEL:084-983-0418