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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2019.7.11

異業種リレーの「わ」No.657 福山キッチン装飾 株式会社 代表取締役社長 唐川 修治さん

今回は、「HOLM230」町長、飯田 成光さんのご紹介により、「福山キッチン装飾 株式会社(福山市御幸町中津原1950-3 TEL:084-955-0723 )」代表取締役社長、唐川 修治さんに登場願いました。

 

一貫生産で国内最高級のキッチン扉を生み出す

 

…オーダーメイドが強み

 シンプルで存在感のあるシステムキッチン扉を作り続けて40年余り。国内の高級キッチン業界においては、弊社の名がよく知られるようになりました。

 商品はすべてオーダーメイドです。邸別の希望に合わせて様々な素材を加工した後、何工程にも分けて塗装し、職人がムラなく美しく磨き上げています。加工から塗装まで一貫生産することで、耐久、耐光、耐水性などあらゆる面において納得のいく品質を守り続けてきました。完成した商品は、最高級のキッチンブランドを扱うメーカーを通して販売しています。主に関東圏や北海道の高級マンション、別荘などに需要があります。

 自社商品には、鏡面仕上げしたものや木枠に板をはめこんだ框組工法で作ったもの、国内にはない特殊塗料で鉄のように加工したもの、複数の扉の木目を合わせて一体に見えるようにしたものなど、様々あります。とりわけ、開発に5年を費やした「波状パール」は、真珠のように上品な光沢を放つなかに波模様が見てとれるように塗装したもので、キッチンメーカーから最上位クラスに位置づけられています。



…婚礼家具からキッチン扉へ

 弊社は昭和27年(1952年)、婚礼家具会社・唐川木工所として父が北吉津町で創業しました。コンクリート製の流し台が当たり前だった日本の台所に、ステンレスの流し台が登場し、キッチンと呼べるものへ変わり始めた時代です。当時はまだ婚礼家具は作れば売れる最盛期でしたが、将来を見据えて昭和35年、元請け会社とともに事業を転換。その3年後には現在の社名に変え、昭和43年には拠点を御幸町に移転、新しく工場も建設しました。

 最初は、扉に使う木材の加工がメインでしたが、塗装にも力を入れ始めました。私が入社した昭和50年は、ちょうどそんな頃です。道具の使い方も分からない全くの白紙状態から、塗装のいろはを塗料メーカーの職人に学びました。もっと内製率を高めるため、そして、商品に付加価値をつけるためです。通り一遍のものを作っていては、納期競争と価格競争から永遠に逃れられませんから、差別化を図るため、高品質・高級化を重視してきました。

 特に、ヨーロッパでの展示会には20年前から足を運び、シンプルなのに技術の粋を集めたような洗練されたデザインを研究し続け、自社の技術力を高める努力を重ねています。



…高級扉で雰囲気をつくる

 家業を継いで25年。今は息子が専務として支えてくれています。従業員も私の入社時から倍の50人強に増え、最新機械の導入で、働く環境にも配慮できるようになりました。事業を変えたときは、キッチンとリビングが分かれた住宅がまだたくさんありましたが、現在はLDKが主流です。いつの間にか、キッチン扉がリビング全体の雰囲気をつくりあげる重要な役割を担うまでになりました。

 また、高級志向や本物志向の方が増えたことで、一般住宅においてもキッチン扉の高級仕様が注目されています。ですから、オーダーキッチンに憧れるけれど予算がちょっと厳しいと思われている方や、上品で高級感のあるキッチンへのリフォームを望まれている方に、高級扉を使ったリーズナブルなキッチンを提案しています。

 ニッチな業界ではありますが、こつこつ築いてきた信頼が認められ、最近ではクローゼット扉の塗装依頼も入るようになりました。今後は海外への進出も見据えながら、これまでのように自己研鑽を怠らず、新たな技術を身につけ、機能性も意匠性も高い商品づくりに力を注いでいきたいです。



異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは




ビューティーサロン2019