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教えて先生!健康百科〜内科〜

特集・読み物


2019.7.13

No.68 新たな高血圧治療ガイドラインからみる 糖尿病患者さんの血圧の目標値は? ~前編~

 
 約5年振りに、高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)が発表されました。これまでと変わった点について、糖尿病患者さんを中心に述べたいと思います。なお、記述されている血圧は、診察室血圧であって、家庭血圧(概ね、収縮期/拡張期とも診察室血圧よりも5mmHg低いと考えてください)ではありません。
 
 まず変更点です。JSH2019では従来通り、高血圧の基準を140/90mmHgを基調としながらも、より早期からの降圧が重要視され、合併症がない75歳未満の成人は130/80mmHg未満、75歳以上の高齢者であっても140/90mmHg未満と強化されました。

 糖尿病患者さん、尿蛋白陽性の慢性腎臓病(CKD)患者さんの降圧目標は130/80mmHg未満、第一選択薬にRA系抑制薬を使用する、は変わりありませんが、CKD患者さんで尿蛋白陰性の場合は降圧目標が140/90mmHg未満と緩和され、第一選択薬にCa拮抗薬や利尿薬も使用しても良い、に変更になりました。

 糖尿病患者さんでも、尿蛋白陰性で腎機能が低下した場合、これは明確にはされていませんが、尿蛋白が陽性となる古典的な糖尿病性腎症ではないわけですから、CKDの範疇に入ると考えられ、尿蛋白陰性のCKDと判断してよいと思います。
 これらが主な変更点です。

降圧目標
高血圧治療ガイドライン2019

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◎この記事を書いたのは

渡邉内科クリニック
院長 渡邉 昌樹 先生
福山市川口町4-12-37
TEL:084-920-2327