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こんにちは!日帰り手術専門の医療施設です!

特集・読み物


2019.4.26

No.14 下肢静脈瘤の合併症について④

その他の合併症

⑧瘤内血栓

  下肢静脈瘤になると、静脈瘤の中に血のかたまり、すなわち血栓ができることがあります。静脈瘤では、血液は瘤の中によどんでいるため、流れは非常に遅くなり血液が固まりやすくなります。さらに静脈が拡張すると静脈の壁(内膜)も常に高い圧を受けることで傷がつき、血液がくっつきやすくなるために血栓ができてしまいます。血栓のできた静脈はしこりになり、さわると鈍痛があります。



⑨血栓性静脈炎(表在性血栓性静脈炎)

  下肢静脈瘤の患者さんが「急に痛くなった」と受診したら、まず血栓性静脈炎を疑います。静脈の中に血栓ができると急性炎症が起こり、静脈に沿って皮膚が赤く腫れて熱をもち、ズキズキとした痛みを伴い、押すと激痛があるので診断は容易です。超音波検査では、下肢静脈瘤の内部に大きな血栓を認め、静脈は拡張しています。炎症は自然に治まることが多く、特に治療をしなくても10日前後で痛みはなくなります。しかし、最初の血栓の前後に新たに血栓ができた場合は、炎症も再発して痛みなどの症状が長期間続きます。血栓性静脈炎の治療は、鎮痛消炎薬と湿布、包帯や弾性ストッキングによる圧迫療法が基本になります。
▲血栓性静脈炎

 血栓性静脈炎は、通常では大きな合併症を起こすことはありません。しかし、深部の静脈につながる部位に血栓ができた場合は、血栓が深部静脈や心臓・肺などの体の中心部に向けて血流に乗って移動することがあり(上行性血栓性静脈炎)、大変危険な状態になることがあります。
 次回は、深部静脈血栓症・肺静脈血栓塞栓症について話す予定です。

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◎この記事を書いたのは

山本醫院
院長 山本 裕 先生
福山市引野町北2丁目8-28
TEL:084-943-2777



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