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特集・読み物


2019.4.8

瀬戸内の鮮魚と活魚を選りすぐって【活魚料理 なりこま】



活魚料理
なりこま
取締役
箱井 琴子 さん(65)


鞆の漁師と市場で最高の食材を
 瀬戸内の鮮魚・活魚を中心に提供し、半世紀近く愛され続けてきた「なりこま」は、昭和48年に割烹なりこまとして開店。以来、琴子さんは、夫である大将・由幸さんに寄り添ってきた。店名は義理の父母が鞆で昭和23年から「成駒屋」というお店をしていたことに由来する。「今も住まいは鞆です。つい先日、地元の花見で大好きなカラオケを披露したときも、私は〝成駒屋の嫁〟で通っていました」。
 琴子さんの毎日は、地元の漁師5〜6軒を回り、獲れたての小魚やカニを直接買い付けることから始まる。大将も、まだ夜も明けないうちから卸売市場で目利きして板場へ。「お互いにその日の最高の食材を調達し、店で落ち合うのが日課です」。

 


なりこまのひれ酒が一番うまい
 その日選りすぐりのお造りと活にこだわったトラフグ刺に、ネブトや小エビといった瀬戸の小魚料理は、ぜひ注文したい逸品。鞆のワタリガニも他店では味わえない直火焼きだ。「〆は鯛そうめんか鯛飯。お客様の声で、郷土料理にしました」。
 呑むなら、冬〜春(4月まで)限定の「特濃ひれ酒」がイチオシ。店でさばいて干したトラフグのヒレを香ばしく炙り、備前焼の急須に7~10枚を贅沢に入れ、目の前で点火する。同じく備前焼のぐい呑みに注ぎ分けていただくのが、なりこま流。「うちのひれ酒が一番うまい!とこれを目当てに来られるお客様も多いですよ」。


家族への感謝を胸に
 博多出身の琴子さんが、野上町へ引っ越してきたのは中学生のとき。「高校進学を考えましたが、母一人子一人だったので負担をかけたくなくて。〝いつか自分のお店を〟を目標に、15歳で働き始めました」。午前中は喫茶店、午後は花屋に勤める琴子さんの容貌は、当時から目立っていたようで「よくロシア系?って尋ねられたものです。本当は、母親がイギリス人と中国人のハーフ。ちょっとは、まぁモテるほうだったかな」と快活に笑う。
 17歳で結婚。「大将の誠実な人柄と食に対する情熱に魅かれたのかも。3人の子どもにも恵まれ、料理人修行を終えた長男と長女が後を継ぐと一緒に働いてくれ、本当に心強いです。孫も4人になりました」。ついてきて良かった…と独り言のようにそっとつぶやき、大将への尊敬をにじませた。そして「この仕事は、私にとっても天職。世界中の人に〝日本においで〟って言いたいので、これから英会話を習うつもり」と新しい目標を立てている。




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活魚料理 なりこま
福山市霞町1-4-19    TEL:084-921-0860 

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