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こんにちは!循環器科内科です!

特集・読み物


2019.3.16

No.111 たこつぼ心筋症について



たこつぼ心筋症で入院しました。原因は不明なのですか?


たこつぼ心筋症は、突然、心臓の半分から3分の2が動かなくなる病気です。動いているのは、心臓の出口近くの筋肉だけが収縮している状態です。心臓カテーテル検査で、心臓に造影剤を流すと「たこつぼ」に似た形に見えます。このため、この病気は「たこつぼ心筋症」といわれます。この病気にかかる人は、中年以降の女性に多くみられます。強いストレスがかかった時に、起こるといわれています。正確な原因は不明です。

 病気の状態は、急性心筋梗塞と同じですが、胸痛ではなく胸部不快や呼吸苦という症状が多くみられます。心不全の状態ですので、動くと胸がしんどくなる、坂道が登れないといった症状が出ます。

 心筋梗塞と違うのは、心臓の血管が正常であることです。心筋梗塞は、心臓の血管が詰まって、そこから先に血液が流れないため、その部分の心筋が死んでしまいます。そのため、胸の激痛と呼吸苦、心不全の症状と不整脈が出ます。しかし、たこつぼ心筋症は、心臓の血管は正常ですので、血液は流れています。心筋も死ぬことはありません。心筋梗塞では不整脈がみられることもありますが、たこつぼ心筋症では多くの場合不整脈はみられません。また、多くの場合1、2か月すると心臓は、元の正常な状態に戻ります。これも心筋梗塞とは、違った経過をたどります。心不全の症状で始まりますが、心臓の動きが正常に戻れば、運動なども普通にできるようになります。

 急に心不全の状態になりますので、心不全の間は、入院する必要があります。心臓の収縮が、正常な状態に戻れば、元の生活に戻れます。

こんにちは!循環器科内科です!

◎この記事を書いたのは

竹本内科循環器科
院長 竹本 雅雄 先生
福山市大黒町1-8
TEL:050-1220-8886