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2019.2.8

本物の歴史が残る宝物のような町並【鞆・町並ひな祭】



鞆・町並ひな祭
実行委員長
岡本 純夫 さん(67)


鞆・町並ひな祭は
 鞆の浦で今も保命酒を造る4軒のうちのひとつ、保命酒屋 鞆酒造㈱の社長・岡本さんは、鞆・町並ひな祭の3代目実行委員長。17年前、「代々伝わるお雛様を、家に眠らせておくのはもったいない。飾って、町全体を巡ってもらおう」と鞆の浦歴史民俗資料館友の会を母体に活動を開始した。「当初備後には、町全体のひな祭は、他になかったんですよ。まちづくりに関しては意見が分かれることもありましたが、文化メインのひな祭は、多くの人が町を盛り上げようと一緒に力を出し合ってきました」と振り返る。今も、年間を通して鞆への観光客が最も多いのが、このひな祭シーズンだ。

 


宝物のような町に歴史が息づく
 今年の鞆・町並ひな祭は、2月16日~3月17日。約100か所の町屋が参加し、豪華な御殿びなや歴史を感じる享保びな、手作りのひななどが並ぶ。岡本さんが、守る会として主体的にかかわる太田家住宅においても数多くのひなが待つ。資料館では7日から企画展も始まった。「鞆の一番の宝物である町並、お金を出しても作れない本物の歴史を眺めながら、ゆっくり巡って欲しいですね」。常夜燈に程近い「湧出町通」沿いの蔵でそう語る。
 鞆の浦はこの1〜2年で、国重要伝統的建造物群保存地区、ユネスコ世界記憶遺産、日本遺産と相次いでその価値が認められたところだが、「具体的な変化はまだ見えていません。ただ、周辺の注目がかつてないほど高まった今、新しい動きのきっかけを作りたいですね。次世代にどうつなぐか、まちづくりも祭も、同じような課題があります」。



文化も保命酒も受け継ぎ伝える
 そんな岡本さんが本業として手掛けるのが、万治2年に始まったとされ、今年360年目にあたる鞆の保命酒造り。明治12年創業の保命酒屋に生まれた岡本さんは、一度は鞆を離れ、一級土木施工管理技士として大手ゼネコン勤務の道を選んだが、やがて鞆に帰り、阿藻珍に13年勤めた後、50歳で7代目当主として後を継いでいる。「うちの蔵の保命酒は、享保8年に書かれた“処方”をもとに、とろりとしてなめるように味わうのが特徴」と個性を守り、小売にも積極的に乗り出した。近年は「文化や産業、町並は、先人が意図をもって残したもの。営々と次につながるよう活動するのが自分の使命ではないか、と思うようになった」と語っている。




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福山市鞆の浦歴史民俗資料館
福山市鞆町後地536-1    TEL:080-5614-2778 

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