ぷれこweb
ぷれこサイト内検索!
Loading

Prekoトップページ > こんにちは!日帰り手術専門の医療施設です! > No.11 下肢静脈瘤の合併症について
こんにちは!日帰り手術専門の医療施設です!

特集・読み物


2019.1.25

No.11 下肢静脈瘤の合併症について

下肢静脈うっ滞症候群

静脈瘤などによって下肢の静脈がうっ血した状態が長く(通常1年以上)続くと、慢性的な下肢静脈の循環障害に伴う、様々な症状がでてきます。これらをまとめて〝下肢静脈うっ滞症候群〟とよびます。静脈瘤が進行するとうっ滞症候群を合併することが珍しくありません。その症状として以下のようなものがあります。


①皮膚の萎縮

 皮膚を流れる静脈圧が高くなると、毛細血管の血液の流れがとどこおり、酸素や栄養が十分にゆきわたらなくなるため、皮膚の栄養障害が起こります。そのため皮膚は薄く、弱くなり、皮膚がてかてかしてきます。


②皮膚炎、湿疹


 皮膚炎や湿疹を起こしやすくなります。静脈瘤の真上や足首にできやすく、皮膚がカサカサして表皮がむけたり、滲出液でジュクジュクしたりすることもあります。皮膚・皮下組織の栄養障害や炎症の繰り返しにより、皮下組織・皮下脂肪が板のように硬くなることもあります。


③かゆみ

 湿疹ができると強いかゆみを伴いますが、湿疹がなくても静脈瘤の上の皮膚がかゆくなることもあります。掻いているうちに皮膚炎や、湿疹になってしまいます。


④色素沈着

 静脈が拡張し、皮膚が弱くなっているため、掻いたり、少しの打撲によって皮下出血しやすくなります。出血すると血液の成分が組織に漏れ出ます。血液にはヘモジデリンと呼ばれる鉄を成分とする色素が含まれており、これらが組織内に沈着することによって、皮膚は、茶褐色や黒褐色を呈するようになります。
 以後、下肢静脈瘤の様々な合併症について記載していく予定です。



こんにちは!日帰り手術専門の医療施設です!

◎この記事を書いたのは

山本醫院
院長 山本 裕 先生
福山市引野町北2丁目8-28
TEL:084-943-2777



忘新年会特集2018→2019