ぷれこweb
ぷれこサイト内検索!
Loading

Prekoトップページ > トラブルを防ぐ相続AtoZ > 【第21回】一度書いてしまった遺言書。もう後戻りは…?
トラブルを防ぐ相続AtoZ

特集・読み物


2019.1.15

【第21回】一度書いてしまった遺言書。もう後戻りは…?


 「そういえば、遺言書があったでしょ?あれってどうなるのかしら」

 妻の早苗さん(仮名)に言われ、富田幸弘さん(仮名)はハッとしました。今富田さん夫婦が住んでいる自宅(幸弘さん名義)は幸弘さんの死後長男の一郎さん(仮名)に継がせるつもりでしたが、一郎さんは結局自分でマンションを購入し自宅は要らないという話になりました。ならば次男の二夫さん(仮名)にと思っていた幸弘さんでしたが、一郎さんと話をする前に、自宅の土地と建物は一郎さんに相続させる旨の遺言書を書いてしまっていたのです。
 こういう時は、どうすれば良いのでしょうか?

 結論から言いますと、一度作成した遺言書でも後から内容を修正することは可能です。遺言書の作成には大きく分けて自筆で作成する方法と、公証役場で作成する方法がありますが、自筆の遺言書を自宅で保管している場合、直接加筆・訂正するか新しく差し替えれば効力は認められます。

 これに対し、遺言書が公正証書として公証役場で保管される公正証書遺言はどうなのでしょうか。最初の時と同様に手数料と二名の証人が必要ですが、こちらも改めて公証役場で遺言作成を行うことで、遺言の内容を更新することができます。

 二〇二〇年以降になりますが、自筆の遺言書を法務局に保管することも可能になります。これは、自筆遺言と公正証書遺言双方のメリットを合わせた制度と言えるでしょう。証人も不要で、費用も公正証書ほどかかることなく、確実に保管することが出来ます。後から保管申請を撤回して遺言書を返してもらうことも可能です。


遺言の方法について


トラブルを防ぐ相続AtoZ

◎この記事を書いたのは

公認会計士 税理士
岡田章宏事務所
岡田 章宏 先生
TEL:084-922-3281
福山市野上町2-11-36



忘新年会特集2018→2019