ぷれこweb
ぷれこサイト内検索!
Loading

Prekoトップページ > みんな、みんな、仏さま > お話104 信じるものは救われるか
みんな、みんな、仏さま

特集・読み物


2018.12.7

お話104 信じるものは救われるか


 先日、知人が逝去して葬儀の案内が届きました。そこには「無宗教葬」と記されていて、私の立場上、一瞬戸惑ったのです。しかし「無宗教」と冠しながら「通夜〇時~、告別式〇時~」とも案内されていたのです。この「無宗教葬」とは、特定の宗教団体に所属せず、その宗教儀礼を行わないで故人との別れを悲しむ会という意味であったのでしょう。

 参列者は、故人の逝去を悼み、あふれる涙を抑えながら弔辞を奏し、出棺ののち、火葬場の外に出て青空を仰いでは故人の幸せな来世を願う言葉を口にしておりました。それは紛れもない「祈り」の姿であると私は確信したのです。

 特定の宗教に所属することに対する嫌悪感、宗教家に対する不信感、そのような想いを多くの人に抱かせていることに対して私たちは猛省しなければなりません。そして「自分は無宗教だ」と言われている人たちも、自分の心の中にも「祈り」の気持ちは失われていないことを決して忘れず過ごしていただきたいものです。

 「祈り」の姿はたいへん美しく、また精神を高め清めて、更には心身を健全にするものだと信じて疑っておりません。

みんな、みんな、仏さま

◎この記事を書いたのは

真言宗 大覚寺派
王子山 薬師寺
  大瀧清延住職



ビューティーサロン2019