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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2018.11.8

異業種リレーの「わ」No.633 ココロネヘアー 代表 原田 雅之さん

今回は「鞆の浦・さくらホーム」の作業療法士、羽田知世さんのご紹介により、「ココロネヘアー」(福山市新浜町1-1-8 TEL:084-959-4770 )」の代表、原田雅之さんにご登場いただきました。

 

お客様も自分も自然体でいられる空間に

 

…美容業界一筋、24年目

 ココロネを漢字で書くと「心音」。母親の心臓の音で胎児がリラックスできるように、お客様にくつろいでもらいたくて名付けました。オープンは2012年5月22日。東京スカイツリーの開業日と同じ日です。スカイツリーが今年で〇周年と報道される度に、うちの年数も分かっていいなと思って合わせました。

 店舗は自宅を兼ねていて、デザインした建築士は、学生時代にテニスを通じて知り合った友人です。「おしゃれすぎず、居心地のいい店に」という僕の大雑把な希望だけで、最高の空間に仕上げてくれました。奥のシャンプールームからは、せせらぎのある庭を眺めることができます。これを手掛けた〝日本一の庭師〟も、実はテニス仲間です。

 この業界に入って、もう24年になります。高校卒業後、手に職をと思い立ち、市内の美容室を体験した際、オーナーに気に入ってもらえたことが出発点となり、通い始めました。正直言って、最初はピンと来ていませんでしたが、1年経ってようやくカットの訓練が始まったときに、この仕事の面白さを実感しました。同じ課題に取り組んでも、美容師が違えば髪型は違ってくるんです。「美容師の感性がヘアスタイルをデザインする」ということを理解し、そこから一気にモチベーションが高まりました。ただの作業でしかなかった訓練の時間が、楽しくてたまらないものに様変わりし、美容技術はもちろん、お客様への気配りや言葉遣いなど、あらゆることをどんどん吸収させてもらいました。


…どん底を乗り越えて

 25歳で結婚を機に別の美容室に転職し、その翌年、支店を買い取る形で沖野上町で独立したのですが、ここで、お客様に全く来てもらえないという、どん底を味わいました。オーナーが僕に変わったとたん、客足が途絶えたんです。

 売上げは落ち、スタッフは辞め、店を手伝っていた妻も働きに出るようになり…。もうどうすればいいのか分からなくなって呆然としていたら、あるお客様がひょっこり覗いてくれました。「暇そうにしとるなぁ、ちょっと髪切ってや」って。気付いたら僕、泣いてましたね。お客様には笑われましたけど。そこから少しずつ、「原田くん、頑張ってるから来てあげたよ」と色んな方に可愛がってもらえるようになり、自分自身も成長できて、もっとお客様も僕も自然体でいられる美容室を創りたくてココロネを新浜町にオープンしました。僕が今こうしていられるのは、お客様に支えていただいたおかげなんですよ。本当に感謝してもし尽くせません。

 見習い時代、お客様と仲良くなりすぎてはいけないと教わりました。色んなヘアケア用品の営業がしにくくなるから。でも僕は、お客様と仲良くなってなんぼだと思ってやってきました。それが合っていたのかもしれません。うちに来る方は、僕から商売気は一切感じてないと思いますよ。むしろ、それを心配して、応援しに来てくれているような気がします。


…〝遊び〟で人をつないでいく

僕にとってお客様は家族のように大切な存在です。だから、お客様に喜んでもらいたいと思って、季節ごとに交流できるイベント「asobo」を最近始めました。

 初回は7月に、就学前の男の子のカットをお母さんに教える講座を開き、バリカンの使い方やカットの指運びなどを体験してもらいました。10月には僕の趣味のサイクリングを企画し、6人でレンタル自転車でしまなみ海道を渡り切りました。達成感を共有できて、心の距離がぐっと縮まりました。次は1月ですが、何をしようかと考えている時間もとても楽しいです。

 若い頃のあの挫折から、お客様への感謝の気持ちを忘れずにいれば、ちゃんと自分に返ってくるんだということを学びました。これからもその積み重ねを大切にしていきたいです。

異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは




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