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Prekoトップページ > こんにちは!産婦人科です! > No.13 「帝王切開とはどんなものですか?」
こんにちは!産婦人科です!

特集・読み物


2009.11.13

No.13 「帝王切開とはどんなものですか?」

Q  妊娠2か月とわかったばかりの27歳です。自然分娩を希望しますが、どういう場合に帝王切開になるのでしょうか。出産までわからないものでしょうか。 A  私たち分娩にたずさわる者(助産師・産科医)は、妊婦を診察するときは、いつも分娩に関する重要な三つの要素について考えながら診ております。第一の要素は胎児、第二の要素は産道(骨産道と軟産道)、そして第三の要素は娩出力です。この三つの要素がうまくバランスがとれているときは、お産はスムーズに進行して“安産”となります。帝王切開となる場合は、この三つの要素の一つ、または二つに問題がある場合に行われます。
 例えば胎児が産道に対して普通以上に大きくて産道を通らない場合、または児頭の産道を通るときの回旋がうまく行かない場合(児頭骨盤不適合C・P・Dといいます)、また三つの要素間に全く問題がない場合でも臍帯巻絡によって胎児の下降が困難なときにも帝王切開が行われます。
 産道の出口を塞ぐように胎盤がある場合とか、一、二の要素には問題がなくても第三の要素である娩出力が弱くて胎児を外に押し出す力が非常に弱い場合とか、その他数々の条件が重なって帝王切開を余儀なくされることがあります。帝王切開には急に児心音が悪くなったりして行われる場合と、初めから予定されて行われる場合があります。最近は結婚が遅くなりましたので高齢初産婦(35歳以上)が多くなり軟産道の強靭症もよく出くわしますので、帝王切開の率が非常に高くなってきました。現在の数値では妊婦の約80%は経膣に分娩可能です。最近ではたとえ帝王切開でお産しても母児共に健全であれば“安産”といわれます。骨産道の大きさは、ご両親の遺伝子によって主に決められますので、今さら狭骨盤を広い骨盤には出来ませんが、胎児の大きさや、子宮の収縮力を生む子宮の筋肉の力等は、栄養の摂取の仕方でコントロールは可能です。
 貴女の場合、今まだ2カ月なので胎盤の正確な位置は不明と思われますが、4~5カ月になると正確に超音波検査で分かってきます。
 その他に妊娠高血圧症候群という怖い病気の出現もありますので母親学級に毎回出席して妊娠分娩栄養に関する正しい知識を身につけて、不安を解消してください。どんな助産師、医師も可能な限り経膣分娩が出来るように努力しています。帝王切開をするかどうかは医師が御本人家族によく説明して御理解を得た上で行われますので御安心下さい。

こんにちは!産婦人科です!

◎この記事を書いたのは

産科・婦人科 松岡病院
院長 松岡 巖 先生
TEL:084-923-0385