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異業種リレーの『わ』

特集・読み物


2018.8.22

異業種リレーの「わ」No.625 有限会社エルフォルグ 取締役社長 栗原 裕典さん

今回は、「株式会社備後ムラカミ」村上恭久さんのご紹介により、「有限会社エルフォルグ(福山市手城町4丁目18-6 TEL:084-922-7381 )」取締役社長、栗原 裕典さんに登場願いました。

 

ドイツ製食品機械用ナイフの性能を最大限に

 

…ドイツ製へのこだわり

 エルフォルグは、国内唯一の食品加工機用ナイフに特化した企業です。主にドイツ製食肉加工機に装着するナイフの研磨と、ヨーロッパ製ナイフの輸入販売を行ない、今年7月に創業20周年を迎えました。

 食品加工機用ナイフに限っていえば、古来より〝刃物の国〟と呼ばれてきたドイツ製ナイフは、日本製より圧倒的に品質が優れています。練物加工用ナイフを筆頭に、刃の強度も耐久性も素晴らしく、切れ味が良くて腐食しにくいです。ドイツは肉食文化でもあるため、ミンチやステーキなどの肉を加工するためのナイフの開発に力を入れてきた歴史があります。さらに、ドイツ製機械の市場は、欧州はもちろんアジア圏まで開拓されていて、それに付属するナイフの生産量も桁違いに多い。だから、費用対効果の高さでも日本は到底敵いません。

 この点に、かつて食品加工機の製造会社を営み、機械エンジニアでもあった父が早くから着目し、ドイツメーカーと40年前から繋がりを持ち、「ドイツ式研磨」の技術を現地ナイフメーカーのもとで習得しました。その技術は私と弊社の職人3人が受け継いでいます。肉の加工機に装着するナイフは、手裏剣のようなものやドリルのようなものなど様々ありますが、弊社ならどんな形でも1点から請け負い、手作業で研磨しています。


…研磨で付加価値をつける

 私が家業に就いたのは2007年。直前まで食品加工メーカーに勤めていました。入社した翌年、営業を兼ねて、日本で本場のドイツソーセージを作っている店を訪ね歩き、機械用ナイフをドイツのメーカーに輸送して研磨している店から、ナイフを預からせてもらいました。そして、父から受け継いだドイツの研磨法を駆使して刃先を復元し、納品すると、「肉をきめ細かく加工できる。ドイツで研いだものと全然違う」と驚かれました。同時に、自分たちがしている仕事が非常に価値あるものだと初めて思え、私自身、興奮しました。食用加工機のナイフは付属品としての認識が強いですが、それ自体をどう研磨するかが食品の出来栄えまで左右するのだということを、自分で確かめ、納得できた瞬間でした。

 このことをヒントに始めたのが「お試し研磨」サービスです。加工食品に合わせて丁寧に研磨するだけでなく、刃の施工の提案もしています。嬉しいことに、このサービスを通じて、野菜や青汁など、肉の加工機用以外のナイフの研磨依頼も増えてきています。そして、お試し研磨のお客様の約8割が、本格的に弊社との取り引きを始めてくださっていることが自信に繋がっています。


…新事業への挑戦

 研磨の事業とは別に、金属検知器に反応する製品の輸入販売を2016年から始めました。

 日本は、製造工程での異物混入対策が最も重要とされています。食品加工メーカーに勤めていた時代に痛感しましたが、工場スタッフのエプロンの先が千切れていたときには、全工程を止めて全員で徹底的に切れ端を探しました。見つかるまでは仕事になりません。布やプラスチックは探知器に反応しないので、人力で探すほか手がありません。そんな途方もない手間を無くすことができるのが、「金検対応製品」です。ボールペンやエプロンなど、プラスチックや布にしか見えないものにも微少の金属が練り込まれているので、すぐに探知器に反応し、見つけることができます。弊社は、この製品を取り扱うイギリスのメーカーと正規代理店契約を交わしました。今後はもっと、食品加工メーカーを中心に認知度を上げていきたいです。社名のエルフォルグはドイツ語で「成功」を意味します。この名に恥じぬよう、さらなる飛躍を目指して前を向いていきたいです。

異業種リレーの『わ』

◎この記事を書いたのは




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