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Prekoトップページ > みんな、みんな、仏さま > お話102 いい加減は良い加減
みんな、みんな、仏さま

特集・読み物


2018.8.8

お話102 いい加減は良い加減

 お釈迦様がお悟りを開かれるために修行を重ねられていた時、ふと琴の先生が弟子に対して講義している会話が聞こえてきたのです。「琴の弦は張り詰めると切れてしまう。反対に緩すぎると音が出ない。ちょうど良い張り具合で初めて綺麗な音色を奏でることが出来るのだ。」と。これまで大変激しい苦行を重ねてこられていたお釈迦様は、この言葉を聞いて大いに感激されたのでした。「修行とは、ただ苦行だけであったのではならない。そうかと言って怠けすぎていてもならない。緊張とリラックスのちょうど良いバランスのところでこそ深い瞑想の境地が得られるのだ。」と気付かれたのです。
 それまで厳しい断食行をされていたお釈迦様は、村娘が布施した乳粥をいただかれて鋭気を漲らせ、それから深い瞑想に入って遂にお悟りを開かれたといわれています。
 「いい加減」というと何だかマイナスイメージですが、同じ言葉でも「良い加減」と書くとイメージが変わりますね。頑張りすぎず怠けすぎず、辛すぎず甘すぎず、「ちょうど良い加減」で努力することが大切なのです。

みんな、みんな、仏さま

◎この記事を書いたのは

真言宗 大覚寺派
王子山 薬師寺
  大瀧清延住職



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