ぷれこweb
ぷれこサイト内検索!
Loading

Prekoトップページ > Human Close Up 顔 > 両極の性質と環境を学ぶ きっかけづくり【NPO地域生活支援センターほんわか】
Human Close Up 顔

特集・読み物


2018.7.20

両極の性質と環境を学ぶ きっかけづくり【NPO地域生活支援センターほんわか】



NPO地域生活支援センターほんわか
代表理事
客本 牧子 さん(48)


真剣に遊び、学ぶ施設
 客本さんは、御幸町中津原にある国交省管轄の環境啓発施設「芦田川見る視る館」の土日開館を担当するNPO地域生活支援センターほんわかの代表理事。福祉・多文化共生・環境啓発・教育を柱とする同NPOは、2011年、見る視る館の閉館にあたって、13年から「芦田川流域環境啓発活動協力団体」として活動を開始。以後毎年、選定を受けている。 
 今年度は年に22回開館し、併せて芦田川に生息するカメ、ザリガニとのふれあいや河川敷の葦で作る簾、紙すき和紙など数々のイベントも企画する。「安全が確保されたなかで川に親しみ、真剣に遊ぶなかから身近な存在として感じ、環境を考えることにもつながっていけば」と考える。
 


川の生き物や植物を伝えながら
 新市町出身で、幼い頃から山や川で遊んだ客本さん。子どもが生まれて食に関わる土や堆肥を見直したのをきっかけに、環境への興味を抱き、環境省の環境カウンセラー認定を受けた。広島県環境学習推進専門講師のほか、今年、芦田川水系に生息する魚64種と水質浄化活動について紹介した 『備後の母なる川 芦田川の魚たち』を出版した芦田川環境マネジメントセンター運営委員でもある。
 芦田川は、気候条件や利水状況から水が汚れ易いため、水質浄化には他の地域以上に高い意識が必要とされる。客本さんは「ワースト1と言われると自分のことみたいにつらいが、水質は年々良くなっている。川にはたくさんの生物が暮らし、様々な表情がある。川は生きていると身近に感じてもらうことで、環境を考えるきっかけになれば」と活動してきた。



専門家と地域の人を結ぶ
 今回の豪雨災害に関して、客本さんも大変な思いをしたひとり。山手の事務所、活動拠点の御幸町と駅家町を駆け回り、「各地の被害の規模が甚大すぎる…」と、見る視る館1階に設置された、芦田川に雨が流れ込む範囲を示す流域模型を見つめる。
 「ふだんの川を知っていると、水量や濁りといった変化にも気付きやすくなり、安全や防災につながる可能性もあるけれど」。今はまだ具体的な提案には至らないとしながら、「現状をしっかり受けとめて、専門家と地域の人を結ぶ啓発施設としての有り様を工夫することが、今後さらに求められる。水はありがたい。そして水は恐い。両極を持つ性質や川の歴史をよく知り、共存していけるように、もっともっと勉強もしなくては」。自分に言い聞かせるようにそう語った。



===============
NPO地域生活支援センターほんわか
福山市山手町七丁目8番29-4号    TEL:090-1353-8950

Human Close Up 顔

◎この記事を書いたのは




忘新年会特集2018→2019
バスツアーのご案内